表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
527/718

9話

「あっ、むーつー‼」


菜々の声が聞こえ、むつはぶんぶんと大きく手を振った。久しぶりに会う友達のような感覚だった。むつは、とことこと歩いていくと、ずぼっと烏の集団に突っ込んでいった。ぎゃあぎゃあと鳴いて、天使を威嚇するのに忙しいのか、むつが来ているにも気付かず、ばしばしとぶつかった。


「いてて…あ、ごめん」


べしっとぶつかった烏をむつは両手で、拾いあげたがすでにその烏は、首から下しかなかった。むつは、そっと持ち上げると炎で包んで骨も残らない程に燃やし尽くした。手のひらから、さらさらと灰がこぼれていく。


「数を減らそう作戦は…失敗か?烏たちの方が減っちゃってるみたいね」


「むつ…?」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ