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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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9話

玲子も何故、むつが教会にと言ったのかは分からないし、人形も何も答えない。西原は何か考えているようだった。だが、すぐに顔を上げると分かったと言った。


いくら身の回りを烏たちが飛び回って、守ってくれているとは言えど長くは立ち止まっていられない。それに、今この状況で他にどうするべきかの考えも思い付かない。そうとなれば、理由は分からずともむつに従うのが最善と判断したのだろう。


「木戸さん教会までの近道とかある?」


「…それなら、こっち‼」


玲子が悩んでいる間に、菜々が西原の袖を引いて連れていく。走るのが得意ではない菜々だが、生徒を担いだ西原よりは早く走れるようで、先頭に立った。


さすがに、何年も学園で働いていると内部を隅々まで分かっているようだ。

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