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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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8話

植物園を出て教会に向かいながら、西原は腕時計を確認していた。隣を歩きながら、むつは首を傾げた。


「この時間、教会周辺に来てる人が居るはずなのに…足音すらしないな」


「サボってるって事?」


「…何とも言えないな」


身内がサボっているとは、思いたくもないようだが、足音すら聞こえないとなると、西原もそんな気がしてきているようだった。


教会が近付いてくると、むつも西原も少し緊張した様に険しい顔つきになっていった。周りに誰も居ない事を確認し、扉を開けて中に入っていく。


中は当たり前だが、真っ暗だった。


「照らして」


むつが上を指差すと西原は、ペンライトを上に向けた。遠くて分かりにくいが、ぽっかりと何も描かれていない箇所がある。


「出てった後か…」


「みたいね。どこだろ」

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