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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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8話

ドアを閉めて、部屋に戻ると玲子が心配そうな顔をしていた。


「事情聴取だよ。大丈夫、部屋戻ってる?ここに居てくれても良いけど」


「なら…待ってます」


「どのくらいかかるか分からないから…鍵持ってて。飽きたら部屋に戻っててくれて良いからね?ここなーんにもないし」


学園に戻ってきた時に渡された鍵のうちの1つを玲子に預けると、むつはカーディガンを羽織って携帯を持った。


「ちゃんとご飯は食べときなよ」


「はい…頑張ります」


結局、玲子に菜々の分も押し付ける形にしてむつは玲子の頭をぐりぐりと撫でると部屋から出ていった。


パタパタとスリッパを鳴らしながら、むつは職員寮に向かった。先程の西原の顔からは、捜査に進展があったようにはとうてい思えない。

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