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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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7話

「ねぇ、歩き方変だけど…また怪我?」


「いいや…よっ、と」


寮や校舎から離れ、人気がなくなって来た所で立ち止まると、西原は背中に手を入れた。そして、ずるずると何かを引っ張り出した。


「むつの部屋に行った時にな、鑑識がまだだったから…日本刀と携帯だけ見付けて取ってきたんだ」


西原は日本刀を背中に入れて隠していたようで、それを菜々に見せた。日本刀は見付かれば、それだけで問題になる。携帯も中を調べられては、西原や菜々との関係が警察に知られてしまう。万が一を考えて、西原はそれだけは持ち出したのだった。


「いけない事よね?」


「そうだな、問題になるな。けど警察に見付けられたら、むつが問題になるからな」


「そうね…」


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