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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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7話

あちこち痛む身体を引きずり、歩いていると警官たちや教員たちが寮に集まってくるのに気付いた。それを隠れてやり過ごし、静かになってくると、再びゆっくりと歩いて行った。


見付からないようにしてむつは植物園までやってきた。何とか重たい足を上げて階段を上がりソファーまでたどり着くと、隠していた鞄を引っ張り出した。


ごろんっと寝転んで鞄からタバコを出して口にくわえた。吸いたい気分だったが、火をつける間もなく、むつは目を閉じた。


指に挟んでタバコを持ち、深い溜め息をついた。むつの指の間から、ことんっとタバコが落ちたが拾おうともしなかった。そして、力なく腕もソファーから落ちた。

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