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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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6話

制服を着ているむつは部活にでも行くかのように堂々と校舎のまえを通りすぎ、植物園の向かった。植物園に入ったむつは、西原にメールを送った。そして、返信を待つ間に持って来て貰ったスーツに着替えた。制服よりも、やはりしっくりくるし、仕事だって気分にさせられた。


薄く化粧をして髪の毛をまとめると、簪を差した。そして、ついでのように最近つけていなかったピアスもつけた。


メールの返信は意外と早く来た。もうすぐ学園に着くそうだが、1度植物園に顔を出すとの事だったので、むつはそのまま待つ事にした。する事がなくなったむつは、タバコを吸いながら日本刀をすらっと抜いて、烏のせいで汚れていたりしないかを確認していた。


2本目のタバコを吸い始めた頃、かつかつかつと足音が聞こえてきた。植物園で人を待つ事が多いむつは、そろそろ足音で誰なのかが分かるようになっていた。

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