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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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6話

「今夜も脱走?」


「するよ。早期解決、先輩の敵も討つ」


「うん、意気込み大事ね。でも先輩死んだみたいになってるけど、大丈夫?」


普段なら西原を目の敵のようにしている菜々だが、こんな言い方されている西原を不憫に思ったりもした。だが、むつが少しでも元気になったのだと分かると、菜々は笑みを浮かべた。


「ま、それならお昼くらい食べなさいよ。そんでお風呂入って。髪の毛に葉っぱとか色々ついてる」


「そうする…汗臭いしね」


むつはTシャツを引っ張って、ふんふんと臭いをかいでいる。汗をかいたのに、シャワーも浴びずに寝ているからかむわっとするような汗の臭いがした。


ようやく、スプーンを持ったむつだったが、ふと手を止めた。


「…ねぇ、そう言えばさ牧師さんてどんな人なの?」


急に何を言い出すのかと菜々と玲子は、首を傾げた。だが、2人とも優しいけど、あとはよく分からないと答えた。むつは、ふーんと返事をして冷たくなったオムライスを口に入れると。もごもごと噛んで、ゆっくり飲み下した。



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