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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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6話

にこにこしているノアと対照的に眉間にシワを寄せているむつを、西原は困ったように見比べていた。西原は怪我をしてすぐに、気を失っているので何が何だか分からない様子だった。


「今朝のには入れてませんよ。どうぞ。西原さんの着替えを用意しないといけませんね」


サイドテーブルにお盆を置くと、ノアはそそくさと奥の部屋に入って行った。


「どうなってんだ?睡眠薬って何の話だ?それに、誰だ今の外国人さんは?」


「さっきの人は、ノア・レイミーさん。牧師さんだってさ、天使を抱いて出てきた人ね。で、先輩を手当てしてくれた人でもあるから」


「後で礼は言っておくよ。で、睡眠薬って何だ?お前が盛られたのか?」


「ん…まぁそんな感じかな?」


「休みなさいって言っても言う事を聞かずに看病するつもりだったんでしょう?やむ無しですよ」


肩の裂けたジャケットと真新しいシャツを持ってきたノアが、子供を叱るように人差し指をむつに向けて、めっと言った。


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