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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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6話

「健全な教育?あの天使は健全でしょくか?だいぶお行儀が悪いようですが」


「彼は…まぁ仕方ないです。この世で生活をする者ではありませんから」


そう言われたら、確かにそうなのかもとむつは納得したように頷いた。それを見ていた男が、くすくすと笑っている。


「で、そんな物騒な物ぶら下げて何の御用でしょう?警察…には見えませんね。顔まで隠してますし」


「えぇ、警察ではありません。彼は警察ですが…わたしはまぁ…侵入者ですね。そんな事よりあの天使はいったい何です?あの烏」


むつが話していると、ひゅんっと音がした。振り向くと、羽根がおかしな方向に曲がった烏が飛んできて、べしゃっと地面に落ちた。天使が食い散らかしながら、投げてきたようだ。


「腐ったものなんてお腹壊しそう」


むつと男が烏が飛んできた方を見ると、口の回りを血や肉で真っ赤に汚した天使が、にこにこしながらやってきた。

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