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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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5話

「何?」


にこにこしながら、西原に見られていた事にむつは気持ち悪そうに身動ぎをした。


「ちょっと元気出たのかなと思ってさ」


西原が入って来た時、辺りが暗いせいもあるのかもしれないが、むつは落ち込んでいるようにも見えた。あんな死体を見たのだから、仕方ないのかもと思ったが西原には心配でならなかった。それに、植物園に来れるか分からないにも関わらず、ずっと待っていたというのも気になっていた。


何も話は、今日しなくてはいけないわけではない。夜に電話かメールでだって話せるのに、むつは西原を待っていた。待っていて貰えた事に嬉しさを感じつつも、人気のない暗い場所にずっと居たせいで、余計な不安なんかを感じさせたのではないかとも思っていた。


「元気は元気かな…たぶん」


「元気なわけないだろ?あんな現場見てんだからな。俺だって、あんな酷いのそう出会う事ないんだからな」


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