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よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
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5話

布から出てきたのは竹刀だった。だいぶ古い物めはあるが、使い込まれているだけに、何だか非との物でも手に馴染むような気がした。玲子は言われた通り、軽く素振りをした。振り上げる時に少し違和感があったが、下げる時にその違和感が何か分かった。


「先端を重めにしてますか?それに鍔は何革なんですか?水牛かプラスチックばっかりですけど…」


「振り下ろした時に勢いつくように改造してるの。その革は鮫なんだ。ちゃんと椿油で手入れしてるから、古くても丈夫だししなやかさがあるから」


「振りやすいですね…これ、どういう…分解しても良いですか?」


「もちろん」


共通の話題が剣道の事だからか、むつも玲子も嬉々として1本の竹刀を取り囲んで、あぁでもないこうでもないと色々と話をしている。


「凄い…熱心な子だな」


「むつってそんなに剣道好きだった?」


西原と菜々は揃って首を傾げていたが、むつと玲子が楽しそうに盛り上がってるなら良いかとほっておいた。


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