表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
218/718

5話

むつは、焼きたてのパンで作られたサンドイッチを頬張りながら、西原が持ってきた荷物が気になっていた。


「そんなに気になるか?」


「…そりゃあ。頼んだものあるかね?やけにデカい荷物だし」


むつと西原が話だすと、菜々と玲子もその荷物が気になるのか、ちらちらと見ている。


「そう言えば、むつの愛刀って?」


「愛刀、ですか?」


剣道の話なのかと玲子が少し、興味を持ったように西原の方を向いた。さっきとは違って少女らしい、柔らかな表情だった。


「宮前さんから渡されたよ。渡されたし、色々怒られたし、俺を散々。愛刀ってあっちだよな?2本渡されたけど…」


「どっちか分かんないけど、たぶん先輩の言ってる方じゃないかな?竹刀じゃない方」


残りのサンドイッチを口に入れて、もぐもぐと噛みながらパンくずを紙ナプキンで拭った。むつは早くも西原の持ってきた荷物の中身の確認をしたくて、仕方ない様子だった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ