表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
184/718

4話

「あたしも先輩も教会の前で女の子と会ってるのよね…」


むつはそこまで言って、黙った。むつは女の子と会ってから、きらきらした物を見て息苦しくなったし、動く絵画を見た。西原は女の子と会ってから、烏の集団に襲われている。何か繋がりがあるのかとも思ったが、考えすぎな気もしていた。


「女の子?まぁ女子生徒しか居ないけど…でも、サボってる子も居ないわよ?それに教会の近くには行かないようにってシスターが亡くなってから言ってあるし、ミサも今はお休みだし」


「分かってる…野次馬根性のある子かとも思ったけど、もしかしたら人じゃなかったのかな?」


「あんたでも分かんない時あるの?」


菜々が意外そうな顔をすると、むつはあっさりと頷いた。その顔は特に気にしている様子もない。


「何でも分かるわけじゃないし…さて、夜はどうしようかな?出歩いてみようかな」


「木戸さんどうするのよ?」


「いや、もちろん何とか言って部屋に帰らせるよ。んで、バレないように窓からでも出ようかな?」


勉強机の前にある窓を指差して、むつは首を傾げている。人が通るには十分な大きさはあるが、むつの部屋は4階だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ