表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-百合の衆-  作者: 幹藤 あさ
114/718

3話

「ごめん…まだ酒が残ってんかもな」


「そんなんで仕事とか、やる気あんの?」


「ある…なぁ、こっち向いてくれないか?」


「いーや。意味分かんない事を言う人は嫌。そりゃ仕事とかならさ、代役とかあるけど…誰かの代わりとか居ないよ。先輩は先輩だもん」


むつは文句を言いながら、ぶちぶちと芝生を抜いては、ぱらぱらと落としていた。


「ごめんって、変な事言って」


西原はむつの顔の前に手をつくと、肩を掴んで自分の方を向くように転がそうとしたが、むつは仰向けになっただけだった。


「昨日から変…気まずく思わないなら、また会おうって言ってくれたくせに、連絡くれないし。急に電話してきたと思ったら、菜々の事も悪く言うし…どうしたの?やっぱり先輩の方が気まずく思ってる?」


「いや、あーそうかもな。ま、気まずくても会いたいんだけどさ…何て連絡したら良いか悩んだのもあるな。お前、結構、俺の事で悩んでくれてるんだ?嬉しいな」


「ばか、今はそんな悩みを抱えてる場合じゃないんだけど?仕事に集中しないといけないの‼つーか、先輩がちゃっちゃと犯人でも見付けたら、あたしはここに居なくても良くなるわけ。人の手によるものって分かれば皆、安心なわけ。お分かり?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ