1話「最初の同士」
キレイから銃と金を奪い、死体が見つかると危険なので死体は埋めやすいように腕、足等バラバラに解体して埋めた。主人の顔がばれると身元が特定されるのでキレイの顔はもはや人かどうかかさえわからないぐらいに切り刻み、潰した。
顔の緊張が取れ、安堵のため息が漏れた。
遠くの方から奴隷を叩く鞭の音がかすかに鳴り響いた。ペシ ペシ! ペシ!! ペシ!!
だんだんと音が増してきた。近づいているのだ。
復讐心に燃えていた。
貴族の頭をぶち抜いた。そして奴隷を解放した。
「俺はプロテスタントの教徒だ。お前もプロテスタントの教徒か。」
「ああそうだ」
「ならばこの恩義とて我に付き従え。カトリックの犬共を殲滅しろ。」
「...それは無理だ。」
「諦めからは何も生まれない。残るのは死のみだ。諦めを拒絶したものだけに神は下りくてる。貴様それでも教徒か。恥を知れ。」
「そうだ、そうだったよ。我はプロテスタントの信仰者なり!!我等が使命は我等が神に逆らう愚者をその肉の一片たりとも残さず駆逐すること!!!」
「よく言った、よく言ったぞふはははは」
「とはいえ奴らと戦うには戦力が違いすぎる。」
「ああ、全くもってその通りだ。まずは奴隷になった我等が仲間を救うことだ。」
「イエス・ユア・マジェスティ」