表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

開発番号1:鉄塊・氷炎皇帝が出来るまで、その1

技術の発展には犠牲が付き物です。

ここはユリスキー魔法学園。

中でも独特な雰囲気を醸し出している場所、それが服飾科。

爆発、空間断裂等は日常茶飯事、なので施設は異世界バトルフィールド大陸に存在するのです。


服飾科に旋風を巻き起こすテッサ班の物語である。

こんな感じで良いですかね、ここでもナレーションをやらせてもらってます。


「ありがとうございます、有名な方にナレーションしてもらえて。スカウトした新人さんが来るはずですが」


ゲートが開きましたね、そろそろ到着です。


「うにゅ、テッサちゃんお待たせ。もう1人連れてきたよ」


「はじめまちて、わたくちアリア・ユリスキーでちゅわ」


「待ってたんですよ、わたしテッサ・サカキです。いきなりですが、鉄塊を作成しましょう」


鉄塊とはカリンさんが使用する大剣、それは大きく厚く・・・大雑把だった。

そんな武器ですね、更なる改良が加えられ鉄塊・氷炎皇帝になったようです。



「今回は、それ以上の物を作成したいと思います。お手元の資料を見てください」

詳細なデータがありますね。

鉄塊:種別大剣、大きさ重量は使い手を選ぶが、破格の耐久性は他の武器を凌駕する。

申し訳程度に刃が付いており、質量で叩き切る事が出来る。

素材は良質のダマスカス鋼ですね。


「刃が無ければ、ただの鉄の塊ですよ」


「魔法金属では無いところが欠点でちゅね」


「うにゅ、この子は服飾科の倉庫に永らく眠ってた、使い手の無い武器だったのかも」

鋭いですねエシルレールさん、重量にして20kg以上ですから。


「学園一の肉体強化魔法使いである、カリンさんが初めて軽々と持ち上げ振り回したと記録にあります」

テッサさんの目がキラリんと光りました、もっと強化しましょう!あの娘の限界が知りたい・・・そんな感じです。


「テッサおねえちゃま、ここにカリンおねえちゃまの身体データがありまちゅ・・・勿論詳細な物でちゅよ」

アリアさんは黒い微笑み全開です、ここでは猫を被らなくても良い場所ですから。


「流石は、ユリスキー情報部も一目おいていますね」


「これも、マジカル小型カメラと盗聴器を搭載した・・・マジカルドローンの力でちゅ!」


「うにゅ・・・アリアちゃん、ここに残骸がありますよ」


「あちゃ〜、擬態機能をオミットしちゃったんですね」


「え?なんでちゅのそれは、わたくち・・・知りませんでちたわ」

初等部1年生なので、知らなくても仕方ないことですよ。


「うにゅ!鉄塊を作るんだよ、マジカルドローンを改良するおはなしじゃないよ」

あ〜始めちゃいましたね。

軽快なBGMが流れてますね。


「いきなり説明番組!」


「教えてテッサおねえちゃま」


は〜い始まりましたね、教えてテッサおねえちゃまの時間です。

今回は、カモフラージュ機能についてです。


「テッサおねえちゃま、カモフラージュ機能ってなんでちゅか?」


「かくれんぼで上手に隠れる能力ですよ」


「ふむふむでちゅ、周囲に溶け込んでしまえば生還率か高くなりまちゅね」

アリアさん本当に初等部1年生ですよね?


「幻影魔法を付与するわけですね・・・ちらっ」


「そうでちゅね、付与できる人が居れば完成するのでちゅが・・・ちらっ」


「うにゅぅ、制作ナンバー2でやりますよマジカルドローンの改良」


「やったぁ!流石はテッサ班の班長ですね」


「エシルレールおねえちゃま大好きでちゅ」


テッサ班の班長はテッサさんじゃないんですか?


「エシルレールさん一択ですよ、彼女が責任者であれば予算は潤沢に出ますしね」

女神効果ってやつでしょうか。

さて鉄塊の制作ですよ、素材の金属を決めましょう。


「うにゅぅ魔法付与をするなら、魔法金属は避けたいよね」


「はい、予算的にも苦しいですし」


「手配するにも時間がかかりまちゅ」


この大陸で探すのも手ですよ。


「カリンちゃんの特性を考えると、強度と重量が必要だよね」



「硬度と粘り、そして重量ですよね・・・魔法を付与していない合金」

テッサさんも悩んでますね。


「そんな事もあろうかと!この文献をお家から持ってきたのでちゅ!!」


「うにゅうにゅ、極東ワールドの刀・・・これは使えるよ。硬くて比重の重い金属を柔軟な特製を持った金属で」


「それを魔法で融合させて両方の特製を持つ合金を、いえ金属を創ってしまいましょう!」


テキパキと実験の準備をはじめるテッサさん、金属まで用意していますよ。


「テッサおねえちゃま、こちらは硬重銀鉄鉱と高展性粘鉄鉱でちゅね」


「これを高密度の重力圧縮で融合させるんだけど、ここに用意した炉で出来るか心配です・・・ちらっ」


「そういえば、高密度の重力場を簡単に使える人がいるのでちゅが・・・ちらっ」


エシルレールさんご指名ですよ。

ちょっとため息をついてますね。

「うにゅぅ・・・塊同士を融合させれば良いんだよね、こんな感じかな・・・気持ち重め・・・よし出来た」


銀色の光沢を持った金属が出来上がりましたね、触ると柔らかいですよ。


「これなら龍が全力で殴っても折れませんね、エシルレールさん力いっぱい殴ってくださ〜い」


この後エシルレールさんが塊をぶん殴り、ここら辺一帯が吹き飛びましたが塊は無事でした。

ここがバトル大陸で良かったですね、次回には元に戻ってますから。


「続きます!」

テッサさんありがとうございます。

開発番号2は、マジカルドローン改良型に決まりましたね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ