表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

注)妄想のエッセイです

作者: まい

※ このエッセイは妄想です。

 ある日の事。


 自分の体調が異常に悪かった。


 異常なほどに体調が悪くなったなら病院に行け。


 それが普通だろう。


 だが、自分はこの体調の悪さを冷静に分析し、おおよその原因が掴めたのだ。


 わかりやすく言うと、体調のどこが一番悪いのかを探っただけなのだが。


 それで場所はなんと、頭……しかも脳だった。


 物凄く重いのだ。 考えが上手くまとめるのに苦労し、いつもの自分なら真剣に体調を探らなくても、パッと分かるくらいには明晰な頭脳の違和感にも気付くのが遅れる位に脳を重く感じていたのだ。



 寝不足では? なんてツッコミはナンセンスだ。


 自分はいつもの生活リズムを守っているし、昨日も今日もその生活リズムを崩していなかったのだから、寝不足になる理由が無い。


 つまり非日常的な異常事態。


 だから自分は重くなった脳を無理矢理働かせて、打開策を練った。





 結論は、頭にアルミホイルを巻く事だった。


 誰かが自分の……またはこの地域一帯の人間全ての脳をおかしくする、悪い電波を飛ばしているんだと答えを出した。


 だからその対抗策としてはありふれた、それだけ有効だと実証されているアルミホイルだ。



 この日から自分は、毎日頭にアルミホイルを巻くことにした。


 効果が絶大だったからだ。


 アルミホイルを頭に巻いた瞬間から、脳はいつもの調子を取り戻した。


 巻き終わり、自分の頭に最適な調整が済んだ頃には、脳はいつも以上のスペックで動き出した。


 勉強は頭にスルスル入るようになったし、筋トレを始めればモリモリと効果が出た。


 悪い電波には運すら悪くする効果があったのか、今までの不運を取り返すかのように幸運続きだ。


 自分に代わって親に買ってもらった宝くじで1等が当たったのは1回だけじゃない。 2年や3年に1回の間隔で当たり続ける。


 友達もカノジョも出来た。


 貴方の運をアルミホイルと一緒に研究して科学させて下さいとお願いしてくる人を舎弟にした。



 自分の人生に、アルミホイルは手放せない相棒になったのだ。


 ありがとうアルミホイル。


 これからもよろしくアルミホイル。


 アルミホイルForever!



 あ、でもバリューなアルミホイルだけは勘弁な。










※ このエッセイ?は妄想で、アルミホイルにそんな効能があると実証されていません。 絶対に、真に受けないで下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
日常を少し曲げるだけで、異世界にもなるんですね
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ