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南風、麦わら帽子
日差しが強い太陽の下、無色の紫外線、揺れる陽炎
友達が消えていった朝、涙を眺めても、何も感じない
精一杯保ってきた、自分を装う麦わら帽子
どんなに怖い紫外線からも逃げる術を少し学んだ
風吹けば、怯えよう
偽った個々が飛ばぬように、嘘を被る
視線が痛い大都会の夢、群集の喧騒、濡れる手の平
最愛の子が死んだ朝、冷気を知っても、涙は見れない
スクランブル交差点、擦れ違う少女が向かう場所
身を削る日常を抜けて到達する場はネオンを見下す
風吹けば、怯えよう
彼女の言葉が偽りを脱がすから、塩水が伝う
南風、麦わら帽子を浚っていく
嘘を消さないで、紫外線が痛いから……。
風吹けば、怯えよう
偽った個々が飛ばぬように、嘘を被る
風吹けば、怯えよう
彼女の言葉が偽りを脱がすから、塩水が伝う
南風、麦わら帽子を……。