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鬼ごっこ

涙で描いた範囲の中で走り回るは繰り返す日々

鬼に似合わぬ寂しさと桜が散った、一人きりの校庭


机に塗られた嫌味を眺めて迷った世界は夢の中

鬼に似合わぬ情けなさと涙が刻んだ、罪悪感の傷


精一杯、追い掛けるけど

皆には全く、手が届かない……。


教科書の希望が黒に染め上がった朝は晴天快晴

鬼に似合わぬ塩水と手首を絞める、正義の包帯


精一杯、追い掛けるけど

皆は又しても、逃げていく……。


少しだけでも近付いて欲しかった

私の手が届く距離にいて欲しかった


涙が記した教科書通りに見下ろす景色はネオン街

鬼に似合わぬ孤独感と見渡す世界、見えない階段……。


精一杯、追い掛けたけど

皆には全く、手が届かない……。


精一杯、追い掛けたから

今度は皆が追い掛ける番だよ……。


私が歩んだ階段の最終地点で待ち合わせ






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