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Scene 0

 ひしめき合う喧騒の中でいくら自己の欠陥を語っても喚いても叫んでも、伝わりやしない。そんな世の中はもううんざりだ。こうやって世界を悲観し嘆いても、得られるのは惨めさだけ。そして残るのは倦怠。どうしようもなく、気だるくて悲しくて惨めでどうしようもなくて、痛、い。このまま自分は生き続けるのか。いや、生き続けられるのか。この、何もない空虚の世界で?目標もない、やりたい事もない。ただ使命を背負わされ、悪魔を狩っていくだけのこの人生の中で、何か見出せという方が無理だった。もう、死んでしまいたかった。けれど自分で自分を殺す勇気すら持ち合わせておらず、かといって他人に殺されるのも嫌。痛いのは、嫌だった。死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にたい、死にたくない、死にた、い。



 ―…プツリ、と何かが切れる音がした。



「…?」


 次いで、頭を撫でられる感覚。

 涙でぐしょぐしょの顔をあげると、深海のように澄み切った蒼が微笑んでいた。もう一度、頭を撫でられる。優しい手つきだった。


「…っずっと、っ」



 あなたを待ってた。

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