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夢見るシンデレラ

初投稿となります。

どうぞ温かい目で見守ってくださると嬉しいです。


 太陽が眠くなり、そろそろ寝ようかと寝床の準備をしている間。

ザザッと、風が強く吹いて地面から伸びている大木を揺らし、それに応えるようにピューピューと啼く彼ら。道を示すことを放棄した彼らは、友である霧と踊りながらどんどん人間を誘い込んでゆく。

ここにも、そんな誘いに惑わされた少女が1人。

「ここ…どこ…」

震えた小さな声は、大きな暗闇に飲み込まれて消えていく。

乾いた頬は今にも濡れそうで。小さな足を左、右、左…と交互に動かしてゆくが、終わりの見えないその動作に、ついに少女はそれをやめた。

(こわい……やだ…会いたいよ……佑晟くん…)

少女は近くにあった杉の木の根に腰掛ける。

もう太陽は完全に眠ってしまっていた。






太陽が眠り出す少し前。

少女、池田未歩(いけだ みほ)は通販で買った安物のイヤホンをつけながら呑気に住宅街を歩いていた。


(佑晟に会うの楽しみだな〜。今日がテストだったから勉強するって言ってしばらく会ってなかったし)


未歩が向かっている先は彼女の恋人である、古本佑晟(ふるもと ゆうせい)の家である。

もう恋人になって2年になる彼女らは、同じ歳ではあっても社会人と大学生という生活環境が異なる中、ある程度上手く関係を続けていた。


駅から20分程度歩いたところにある恋人の家は、普段であれば自転車で佑晟が迎えにきていたが、徹夜でテストを受けた彼のために、未歩が「歩いていくから寝てていいよ」と気を遣ったため今日は1人だった。佑晟は医大生のため、普通の大学生よりもテストの頻度が多く、よくあることだった。

地元でもないのにもう通い慣れた道を1人、最近流行りのJ-popを聴きながら歩く未歩。

未歩は佑晟とは違い、専門学校を卒業後就職し、立派な社会の歯車として毎日せっせと働いていた。

そんな彼女は少し、いやかなりどんくさい…注意力散漫なところがあり、よく何もないところでつまづく人だった。ちなみに今つけているイヤホンも、少し前にAirPodsを出張先に忘れてきたため即席で新しく買ったものである。

そんな彼女はやはり今日も、何かにつまづきバランスを崩す。

いつもと違うのは、そこに"何か"があったことだった。


「あっぶな……何?」


かろうじてバランスを立て直し、町中で大の大人が盛大にこけるという最悪な出来事を回避した彼女は"何か"の正体を確認しようとした。

しかし、そこには現代人なら誰もが見慣れた黒いアスファルトではなく、固い茶色の地面と生い茂る雑草があった。







暫く彼女は呆然としていた。

それはそうだ、見慣れた住宅街から一気に深い森の中である。

ひんやりとした土、くるぶしを掠める雑草、視線を上げれば見たことがあるような無いような木がたくさん生い茂り、その根本には菜の花に似た黄色い花が揺れていた。


「……………は?」


未歩が真っ先に取った行動は、自分の手の甲をつねることだった。痛覚を感じたらそれは夢ではなく現実。1番手取り早く、ここが現実かどうか確かめる術である。

ネイルの施された長い爪で、薄い皮膚を軽くつねる。

………もう一度、先ほどよりもかなり力をこめてつねる。

白い肌の赤くなった箇所をしばらくじっと眺めた後、彼女はドクドクと脈打つ心臓に手を当て、大きく深呼吸をし、それから大声で叫んだ。



「異世界転移だーーーーー!!!!

………………………………………………いや召喚か?」



そう、彼女はオタクだった。

今日は仕事が休みだからと朝方まで小説を読み漁り、起きたら既に太陽は高く上っている、そんな生活が日常茶飯事なほどには、オタクであった。

そして何より、夢見る少女であった。

彼女は常日頃から異世界転生したいと考えていたし、月に数回は自分が異世界に行ったらどうするかと妄想するほどだった。

もちろん夢をみるのは異世界のことだけではなく、金銭的なことだったり、恋愛ごとだったりと、小さな頃から妄想するのが大好きな少女だった。もちろん大人なのだから、妄想が現実になることはまずないことは本人もわかっていた。それでも彼女は、その小さな可能性を信じ続ける、1人のシンデレラであった。

やっと自我を取り戻した彼女は、すぐさまつけていたイヤホンを外し、地面に倒れこみ、五感で"異世界"を堪能する。

そしてすぐにハッとして起き上がったかと思うと、手にしていた鞄の中から人類最大の発明である叡智の機器、スマートフォンを取り出す。


(さすがに圏外かあ………)


鞄の中にはスマホの他に、定期券、財布、イヤホン、リップ、電子タバコが入っていた。

未歩はおもむろに電子タバコを取り出し、熱を与え、息を吸う。大自然の中の透き通った空気の中で吸う大変身体に悪い化学物質は、それはそれは美味しかった。


(佑晟に…もう会えないのかな…)




「未歩ちゃん!今日タバコ吸いすぎじゃない?1時間に一本は絶対吸ってる!」

「そんなことないよ!せいぜい2時間に一本だって!」

「ほんとかなあ……」

「ほんとほんと!」

医大生である佑晟は、私がタバコを吸うことをよく思っておらず、事あるごとに私の喫煙を注意してくる。

紙タバコから匂いがつかない電子タバコに変えたり、窓際で吸ったり、一緒にいるときは本数を減らしたりと私も気を遣っているが、禁煙への道は遠かった。完全にヤニ中毒者なのであった。しかし異世界に飛ばされてしまった今、強制的に禁煙させられることに、歓喜と少しの恐怖を覚える。

そんなことを考えているうちに、手に持っていた電子タバコは光を失ってしまった。


(さて…異世界に来たからにはまずやることがあるでしょ!)


彼女は念の為周りに人がいないか確認し、少し気恥ずかしそうに呟く。


「ステータスオープン」


……しかし何も起こらなかった。彼女は再度呟く。


「ファイア」


………やはり何も起こらなかった。彼女は先ほどより大きな声で叫ぶ。


「ウォーター!ウィンド!火!水!出でよファイアエンブレム!エクスペクトパトローナム!ちんからほい!」


…………またしても何も起こらなかった。


「…………」


(え、何もしかしてここ異世界じゃない?いや瞬間移動したしさすがに異世界だよね?もしかして魔法がない世界?それとも発動方法が決まってるとか?てかもしかして私チート能力なんもない感じ?たしかに神様と話しての転生とか伝説の勇者だから召喚されたとかじゃないけどさ、いやてか私ほんとになんでここに来たんだ?帰れるの?それより見渡す限り木しかないんだけど大丈夫そ?もう夜なるけどもしかして野宿?こんな森で今夜1人で生き残れんの?そもそも街見つけたとしてお金どーすんの???)


心の中でオタク専用スキル:早口長文をかます未歩。

彼女はしばらく長考を続けていたが、どうやら諦めることにしたようだ。


(考えててもなんもわかんないし仕方ない。とりあえず誰か話のできる人を探そう!)


未歩は第一村人発見を目指し、深い森の中を進んでいく。

太陽が眠りにつくまで、もうあと数時間も残されていなかった。






ある程度森を進んだ未歩は、歩き疲れて大木の根に腰掛ける。


(むり……歩いても歩いても森だし、もうどっから歩いてきたかもわかんないし、夜になってから灯り一個もないから暗いし怖いし泣きそう…あとお腹すいた)


空を見上げると、木の葉の隙間から満点の星空が見える。


(綺麗………佑晟にも見せてあげたいな……)


スマホを取り出し、写真を一枚撮る。

カメラロールには、現実世界の友達や佑晟との写真が残っていた。


(会いたい………)


佑晟はそろそろ目が覚めた頃だろうか。

時間になってもやってこず、連絡もない私のことを心配してくれているだろうか。


(おばあちゃん達にはしばらく恋人の家にお泊まりするって言ってあるし、佑晟はおばあちゃん達の連絡先知らないから、捜索届が出るのはしばらく先だろうな…)


今頃になって現実味を感じる未歩。


(明日も仕事だし、会社にはもちろん連絡なんて入らないだろうから無断欠勤しちゃうことになるな…ああ、さようなら私の貯金…さようなら私の社会生活…)


がんばって貯めた貯金が全て水の泡となったことの悲しみは大きい。

だがそれよりも、一人見知らぬ地に身一つで降り立ってしまったことへの恐怖が、未歩の頬を濡らした。

土と草木の匂い、木の葉の揺れる音、冷たい風、すべてが未歩の孤独を強調させた。

しかし同時に、今未歩の孤独に寄り添ってくれるのは、それらのみだった。






街灯一つない森を、未歩は一人歩き続ける。

スマホのライトを使おうか悩んだが、この暗闇に現代のライトはあまりにも明るすぎる。虫だけでなく野生動物が襲ってくる可能性が頭をよぎったため、大人しく月の光を頼りに歩いた。

幸い今日は満月に近く、月明かりのみでも十分足元は確認できた。


しばらく歩いていくと、数メートル先に開けた場所があるのが見える。足早に近づくと、そこには大きな湖が月を双子にして優雅に漂っていた。

水際にはスイレンに似た花が咲き誇り、蛍のような虫が湖と花をもてあそんでいた。


(飲めるかな)


長時間の歩行に加え、先程身体中の水を目から落としてしまった未歩の喉は、水分をはやく寄越せ、としばらく前から未歩に訴えかけていた。

膝をつき両手で水を汲む。

湖の水は一見するととても透き通っており、星を反射してか、キラキラ光って見えた。


(どうせこれ飲まなきゃ死んじゃうしね)


未歩は既に指の隙間からこぼれて少ししか残っていないその水を一口飲んだ。


(おいしい!)


少し甘いその水は、未歩の喉が渇いていたからなのか、それとも大自然の恵みの力なのか、大変美味しく感じられた。


「…お……い…ね…」


何か聞こえた気がした。

だが彼女は今それよりも、この渇いた喉を潤わせることに夢中だった。

なんども腕を往復させ水を補給する未歩。


(そういえば…童話か何かで、その世界のものを食べてしまうと元の世界にもどれなくなる…なんて話があった気がするなあ)


そう思いつつも、心身ともに疲れ切った未歩は、本能の欲求には抗わなかった。




乾いた喉がすっかり本来の潤いを取り戻した未歩は、近くにあった大きな岩にもたれかかり休息する。

水は冷たかったはずなのに、何故か体のお腹あたりがポカポカする。

不思議に思っていると、すぐそばから声がした。


『ここのお水おいしいでしょ!』

『身体も元気になるよね』

『お姉ちゃん、元気になった?』


鈴のような、音色のような、透き通ったたくさんの声。

すぐそばで聞こえるはずなのに、あたりを見渡しても何もいない。


「だれ?どこにいるの?」


心霊現象に極度に弱い未歩は震えながら声をかける。


『わ!お姉ちゃん、僕たちの声が聞こえるの?』

『湖の水を飲んだからかな?』

『でも見えてはいないみたい』


たくさんの声が応えてくれるが、正体が何なのかは誰も教えてくれない。


『もっと湖の水を飲めば姿も見えるかも!』

『湖に飛び込んじゃえば?』

『それに賛成!』


未歩が困惑している間に”何か”たちは一つの結論を導き出したようだ。


「まって、今湖に飛び込むって言っ…きゃあ!!」


耳を疑う言葉を聞いた未歩は咄嗟に聞き返すが時すでに遅し。未歩何かに腕をひっぱられ、気づけば湖に飛び込んでいた。


「つめた……くない…?」


幸い湖は浅く、腰をついた未歩の胸元あたりに水面がある。

さっき飲もうとして組んだ水はちょうど良い冷たさを感じたはずなのに、浸かってみると冷たさを感じない。むしろ温かさを感じた。ただ、受け身をとるために突き出した手のひらが、すれて少し赤くなっていた。


『ケガしたの?』

『ごめんなさい』

『お姉ちゃん、大丈夫?』


「だいじょう…ぶ…」


突然、水面が光りだした。

いや、もともと星が反射していると思っていた光が、より一層強くなったのだ。

その光は、写していた月が嫉妬するほどの輝きを放ち、水に触れている未歩の身体に溶け込んでいく。よく見ると、光っているのは未歩の周囲だけだった。


「なにこれ…すごい……」


未歩は今まで見た中で一番美しいと感じるこの景色に感動し、ポケットに手を伸ばす。未歩の求めたスマホは、水辺の岩に鞄ごと置き去りにされていた。

美しいものを見た時、すぐ写真を撮ろうとする現代人ならではの癖は、良い事なのかそうでないことなのであろうか。


輝く光を見続けていると、視界がぼやけて、頭がくらくらする。まるで度が合わない強い眼鏡をかけたときのような。

未歩はまだ気づかない。いつの間にか掌の痛みが消えていることに。


突然、未歩の視界は真っ暗になった。

”気絶した”という比喩表現ではなく、文字通り突然、真っ暗、いや真っ黒になったのだ。

その暗闇は未歩の髪だった。


未歩は本来胸下まである黒髪で、前髪は眉下でそろえられていた。久しぶりに恋人に会う予定だったため、軽く毛先を遊ばせていたが、水に濡れたことにより本来のまっすぐなストレートに戻っていた。

その髪が、急激に、伸びたのだ。

未歩の視界を黒く染めたのは彼女の伸びた前髪であった。

あわてて黒いカーテンを掻き分け自らの髪に目をやると、そこには二次元でしか見たことがないくらいの長い髪の毛が、水面に揺れながらキラキラと光を反射し輝いていた。


急激に変化したのは髪だけではなかった。

ハッとした未歩が自身の身体を見回すと、そこにはいつもよりもさらに白く美しい玉のような肌があった。

元々色白だった未歩だが、さらに白く、透明感のある透き通った肌になっており、コンプレックスだった生まれつきの痣もきれいさっぱり消えていた。

それだけでなく、先ほど怪我した手のひら、幼少期につけた生傷までもが、初めからなかったかのように無くなっていた。


「なにこれ……まじでミラクルパワー美容水じゃん…地球だと20mlで1万くらいするんじゃないの…………」


場違いにも程があるが、普段から美容に気を遣っているからこそ出る台詞である。

そうしてる間も、彼女の視界は歪んでいた。先ほどからずっとだ。

もともと彼女はドのつく近眼で、普段は度数の入ったカラーコンタクトをつけていた。

傷や痣が消えた肌を見て未歩はハッとする。


「鏡…!鏡ない!?カバンの中!」


『僕とってきてあげるよ!』

『私も行く〜』


そういえば、目に見えない何かがいたんだった。

そう思い声のした方向に振り向くと、そこには羽がついた小さな人型の生き物がいた。

それも、1人ではない。改めて辺りを見渡すと、未歩の周りにはたくさんのそれが、湖の光と楽しそうに遊んでいた。

それらは、地球での空想上のある生き物に酷使していた。


「妖精さん…?」


『わ!僕たちのこと見えるようになったの!?』

『湖に飛び込んで正解だった!』

『お姉ちゃん手の傷治った?』

『僕、湖がこんなにキラキラしてるの初めて見た!』

『きれ〜だねえ』


各々が好き勝手に話し出す。

数十人はいるだろうか。人?匹?どちらが正しい数え方なのかはわからないが、人型で言葉を話す彼らを◯匹と数えるのには少し抵抗を感じた。


『カバン持ってきたよ〜!』


2、3人が未歩のカバンを持ちながらこちらに近づいてきた。


「ありがとう!」


そう言って未歩は妖精達から鞄を受け取り、中から鏡を取り出した。そして目につけていたカラーコンタクトを慣れた手つきで外していく。


「やっぱり目が見えるようになってる……」


普段なら裸眼だと絶対に見えないような先の景色まで、今ではくっきりと詳細まで見えるようになっていた。

遺伝の影響で中学生ごろから眼鏡生活だった未歩は、コンタクトを初めてつけた時の感動を思い出した。

空を見上げると、普段であればコンタクトの限界を感じる数個の星があったが、今では数百個はある星が、未歩を優しく照らしていた。


改めて鏡で自分の姿を確認する。

メイクがボロボロだ。

この綺麗な湖を人工塗料で汚すのはかなり気が引けたが、さすがにお肌的にもなるべくはやくメイクは落としたかった。

汚れた服ごとすでに湖に浸かってしまっているし、と心苦しい言い訳を考えながら顔を洗う。

さすがに水でメイクを完全に落とすことはできないだろうなと思っていた未歩だったが、鏡を覗くと綺麗さっぱりメイクが落ちているだけでなく、やはりそこには玉のように美しい肌があった。


(すっぴんなのに肌が綺麗なだけでこんなに変わるんだ…なんか私、ビジュ良くなってない??)


未歩は元々かなりの美少女であった。

21年も生きていればそれなりに本人も自覚していたが、本人曰く自分は中の上、良くても上の下だそうだ。

自己肯定感がかなり低い彼女が唯一ある程度の自信を持っているのが顔だったほど、未歩が出会ってきた男達はこぞって未歩の顔を褒めたのだ。

ちなみに恋人である佑晟から見れば、恋愛フィルター抜きにしてもどう考えても上の中はあるだろうと思っていたが、そう言っても未歩は信じないため、口には出さないでいた。


『お姉ちゃん、すごく綺麗』

『ほんとほんと、女神様にそっくりだね』


「ありがとう。貴方達もすごくかわいいよ。

……ねえ、貴方達のお名前を教えてくれる?私はね…」




長い艶めいた髪に白く眩い肌、そしてこの世のものとは思えないほど美しい顔をした女性が、光り輝く湖の中で妖精達と戯れる。

まるで絵画のような風景がそこにはあった。






ことあるごとに佑晟佑晟…ってもしかしてうざい?

あとこいつ台詞に「…」つけんと喋れやんのか。


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