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プロローグ
おうちのベランダでいつも見上げていた夜空から、星たちがある日突然消えてしまった。北斗七星やオリオン座のような見つけやすい星座たちも、まるで何かに包まれ隠されてしまったかのように、そこには何も浮かんでいなかった。
どうして星たちが見えなくなったのか、ほんとうの理由を、私は知っている。だから、早く星たちが元に戻りますように、って目の前で両手を合わせて、お月様にお願いした。
お月様だけは、いつもと変わらずにぷかぷかと浮かんで、優しく明るく、町を照らしていた。
おうちのベランダでいつも見上げていた夜空から、星たちがある日突然消えてしまった。北斗七星やオリオン座のような見つけやすい星座たちも、まるで何かに包まれ隠されてしまったかのように、そこには何も浮かんでいなかった。
どうして星たちが見えなくなったのか、ほんとうの理由を、私は知っている。だから、早く星たちが元に戻りますように、って目の前で両手を合わせて、お月様にお願いした。
お月様だけは、いつもと変わらずにぷかぷかと浮かんで、優しく明るく、町を照らしていた。
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