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接敵……

「ふぅ…」

これで隠し機能2つ目が見つかったし、だいぶやりやすくなったが…鬼がどれだけ強いかだよなぁ

「とりあえず、捜索続ける?」

「そうだな」

俺は首肯し、足を動かした…


「さて……と」

俺たちはすぐ隣の教室に入り、教室内を見回す。

「お。いいのあんじゃん」

俺は"それ"がある机の前で立ち止まる

「え〜っと…これはなに?」

隣の雫がきいてくる

「これはな。ポイントだよ」

PT。この場所において通貨となるもの。

実際に落ちているものは紙らしい

初めて見たんだが…まあ説明にもこんな感じって書いてあったしすぐわかったな

「これがポイントかぁ…」

「どうする?雫が取るか?」

俺はポイントを雫に差し出しながら言う

「いやいや!私より異彩さんのほうが絶対に良いって!」

雫はそれを俺に押し返した

「そうか。そんじゃ遠慮なくいただくよ」

俺は苦笑しながらその紙を端末にかざす

するといつもどおり消え、通知音がなる

「えーっと…100ptだな」

俺は端末を操作し、ショップを開く。

そしてそのままスキルの欄を見つめる

「なにか開放できそうなスキルある?」

雫は俺の端末を覗き込みながらきいてきた

「まあ。1つ開放できそうだな」

俺はそのまま開放できるスキルを開放する。

軽快な通知音とともに、新たなスキルが開放されたことを告げるメッセージが届く

「それで開放されたのかな?」

「どうなんだろな。正直実感わかない」

しょうがないだろう。なにも変化がないんだから…

「そっか。そうだ。そのスキルってどういうスキルなのかな?」

雫はいかにも興味あり!と目を輝かせながらきいてくる

「あーこれなー」

俺はスキルのアプリを開き、開放したスキルの詳細を雫に見せる

「これは…危なくない?」

詳細を一通り見たであろう雫は渋い顔でそう言った。

「まあでも…使えるっちゃあ使えるからいいだろ」

雫はまだ納得しきれてないような顔だが…もう開放しちゃったもんはしょうがないだろう

…その時。下の階から轟音が発生した

「なんだ!?」

俺は咄嗟に探知を発動する

すると、真下に赤い点と青い点があった

「まずいな……」

思った以上に接敵がはやい…

鬼の移動速度が意外と速いのか……

このままだと捕らえられるな…行くしかないよな

俺は覚悟を決め、雫の方を見る

「雫!もうスキルのクールタイムは終わってるな!?」

雫は一瞬呆けていたが…すぐに意図を理解したのか目つきが変わり口を開く

「大丈夫だけど……本当にいいの?」

その問いに俺は苦笑し…

「これしか助ける方法は今の所ない。ただ俺が犠牲になるつもりもない」

今からやることは下手すれば俺が死ぬとても危険な行為だ。だが…それをやらなければ追いかけられてる仲間が死ぬ…そんな状況の中。俺は笑い、自信に満ち溢れていた

「…頑張ってね」

雫は短くそう言い…俺に手をかざす

「任せろ…」

体が軽くなった感覚を感じながら…小さく答える

そして俺は床を蹴り、一瞬にして廊下にでて、音のした方向へ向かった……

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