プロローグ2
そいつは振り返り…声をあげた
「生徒諸君!!よく集まってくれた!!」
その声をきいた途端。俺たちは静まり返った…
そしてあいつは言葉をつづけた
「僕は…そうだな。校長とでも呼んでくれ。さて。皆混乱をしているだろうが。よくきいてほしい」
そいつはニヤリと笑い…
「君たちには…ゲームをしてもらう」
と…言った。
ゲーム…?いったい何を企んでるんだ…?
「ゲームといっても、遊びではない。これは本当の生死をかけたデスゲームだ」
その言葉を聞いた瞬間。俺たちは各々違う反応をした
理解できずに呆けているもの。恐怖で何も考えれていないもの。逆に絶叫しているもの…
デス…ゲーム……?
ははは…まさかこんなことに巻き込まれるとはな…
俺はというと…笑っていた。
なぜ笑っているのか…よくわからない
ただとてもワクワクしていて…とても興奮していて…とても笑っていた
「さて。デスゲームといっても何をするかとか教えなければいけないな」
そいつはすこし考えたふりをして再び口を開いた
「そうだな、簡単に言えば君たちには鬼ごっこをしてもらう」
鬼ごっこ…?
「ただ。普通の鬼ごっことは少し違う。最終目標は鬼の討伐、そして鬼に捕まった場合諸君の命は儚く散る」
なるほどな。捕まったら死ぬ。だからデスゲームか。しかもその捕まったらゲームオーバーの鬼を倒さなければいけないと…
ハハハ…無理ゲーじゃねぇか...
しかし。だからこそ面白い…
「さて。君たちはこう思っただろう。『無理ゲーだ』とね。だから僕からささやかなプレゼントを贈らせてもらった。端末を見てくれ」
それをきいた時。俺たちは全員机の中にあった端末を見た。
その瞬間。端末の電源が勝手につき…勝手に操作をされた
「僕からのプレゼントというのは…特異な力。スキルだ」
そしてスキルのアプリを開いた…
「スキルは君たち個人個人で違う。まあ個性のようなものと言ったほうがいいだろう」
そしてそいつは説明を始めた
・このスキルというものはプロフィールに書いてあった職業によって異なると。
・そしてその職業にあったスキルになっていると…
・他にもスキルはショップというところで解放できると。
・放するにはPTを使うと…
・PTは学校のいたるところに落ちているPtを拾うか、鬼に攻撃するともらえると…
様々なルールを教わった
「これで以上だ。詳細な説明はその端末のオプションにあるから。目を通しておいてくれたまえ…そうだな。いきなり鬼を放出するのは流石に可哀想だからな。10分間の準備時間を設けようか。その10分間は好きに使うといい...さて。長い長いチュートリアルを終わろうか。
それでは。これよりチュートリアルを終え、ゲームを開始する。生徒諸君…健闘を祈る」
一拍置いて…そいつは高らかに宣言した。
『..."""Exclusion"""鬼と生徒達の生死をかけたデスゲームの始まりだ!!!』