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仕事の忙しさと体調不良のダブルパンチで更新が遅くなっておりました……orz
今話題のコロナではないので何とか生きてます
二人を見送り、『冥府の門』の発動を終えると工房から暗闇が消え元に戻った。
魔力はスッカラカンで回復には時間がかかるだろう。
倦怠感を感じながら皆の顔を伺っていると目があった鈴花が青筋を浮かべながら近づいてくる。
「うちに遠慮して見せようとせんかったのは何でや?答えてみい」
「……じいちゃんをまた見るのは辛いかなと」
「いらん世話じゃ!魔術師が肉親の死を気にすると思うたか!?うちが知らんかった技術を聞けるチャンスやないか!」
「……その通りでございます」
「呼び出せるのは一回きりやないやろ?次は絶対うちがおる時に使うこと!分かったか馬鹿息子!!!」
「……はい」
「なら今回の事は許したる。うちらが追ってた狸爺は別モンやて分かった訳やけどやる事はそう変わらん、見つけ次第始末するで。協会に該当しそうな奴がおるか聞いとくさかい準備はしとき。もう七神家だけの問題やなくなったし、うちの関係者が関わってない確証も得られた。これなら執行部を呼んでもうちが罰せられる心配はないやろう。他の魔術師も犠牲になっとってもおかしない状況やから嬉嬉として出てきよる筈や」
教会を巻き込んで徹底的にやるつもりのようだ。
何とも話が大きくなってきたが致し方ない。
自分達だけで解決出来るかどうか怪しくなってきたのは正直否めない。
幾らこちらに戦力が揃っていても戦う相手が見つからなければ意味が無いのだ。
「ほな今日のところは解散やな」
その発言でやっと帰れると思ったところに皐月が口を挟んだ。
「師匠、ちょっといい?」
「何かあるんかさっちゃん?」
「さっきの祐君の術の事だけど、教会に知れてもいいの?絶対見せろって言ってくると思うの。そうなったら碌な事になる気がしないんだけど」
「その辺は適当に誤魔化すわ。アカンかったら父さんを呼んで雷でも落としてもらおかな。今の評議会の連中は父さんには頭の上がらない連中やし何とかなるやろ」
「死んだ筈の人間が出てきて怒られるなんてご愁傷様ね」
「それだけ七神家が教会に貢献しとった証拠や」
教会絡みは基本ノータッチだったので初耳の事だが心配は要らなさそうで良かった。
さて、さっさとこの場から立ち去ろうとしますか。
「……わざわざ気配まで消して何処に行こうというのかしら?」
バレテーラ。
「ははは、ただ帰るだけですよ」
「そう言ってまた逃げるつもりでしょうに。散々逃げ回られて色々溜まって来てるの。今夜は寝かさないわよ?」
妖艶に舌舐めずりしてこちらの襟首を掴む皐月。
疲れ切った今の状態で逃げる事は不可能だろう。
「お手柔らかにお願いします……」
「諦めが良いのは良い事よ」
死刑を待つ囚人かの様に静かに連れ去られる事となった。
結局何処に連れて行かれたって?
それはまあ……うん、煌びやかな建物でした。
ぐすん。
気付けばPV3000を突破していました!
ランキングに載るにはまだまだ程遠い数字ですが、ここまで読んで頂けた皆様のおかげです!
これからもお付き合いをよろしくお願いしますm(_ _)m




