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退魔の魔術師  作者: 霜野睦月
第2章 邂逅
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FGOのイベントが全て消化できたので再開です

天井にぶら下がったままの『鬼』を放置したままでは鈴鹿直伝の肉体言語によるお話し合いが進まないので皐月は足を引っ張り地面へ引きずり下ろすことにした。

ピクピクと死にかけた虫のようになっているが『鬼』の首は繋がったままなので生きてはいた。


「おらおら、さっさと呼びなさいよ」


無慈悲に往復ビンタを食らい意識を取り戻す『鬼』。

だがその目に反抗心はもう残っていなかった。

蛇に睨まれた蛙という表現がしっくりくる。


「と、燈眞様はここにはいない。貴様の結界を感知した段階ですぐにここを去られた。何処に行ったか私でも知らないのだ」


「使えない奴ね……じゃあ質問を変えましょうか。想像は付いてるけど貴方は何者?他の建物で何をしていたの?」


睨みを利かせる皐月に怯え、身体を震わせながらも質問に答える。


「わ、私は水月。この通り『鬼』だ……燈眞様に呼び出されたことは覚えているのだが、いつの間にかこの人間の身体の中にいた……それ以外は知らない、ここで来た者を撃退せよと命じられたまでで……ほ、本当だ!断じて嘘は言っていない!」


「……『鬼』ってよく嘘つくのよね」


「ひっ……」


皐月が握り拳を作る姿を見て水月と名乗る『鬼』は床に温かい水溜まりを作りながら気絶してしまった。

トラウマレベルになる衝撃があったようだ。


「『鬼』が気絶って聞いたことないだが……」


「依り代にされた人と思考とかがリンクしているのかもね。まあ受け答えが出来る時点で中級以上の『鬼』が確定なんだけど全然歯ごたえないわ。吸血種を相手にしている方が何倍も楽しい」


「あんな化け物相手に楽しいとか嘘だろ……」


「だって殴り甲斐があるし」


「父さん、母さん、姉が化け物になってしまいました」


「悪い弟にはお仕置きが必要かしらね」


「祐介を差し出すのでご勘弁を」


「他所の子を容赦なく売るとか大人としてどうなのよ」


「自分の身が大切ですので」


「はあ……もういいわ。とりあえず生きた証拠としてこいつを師匠の所に持っていきましょうか。私達じゃ分からない事が分かるかもしれないし」


「ちなみに運ぶのは……」


「あら、姉に運ばせる気?」


「せめて汚れだけでも綺麗にして下さい……」


睦月の着陸の際に使用された水球が出現。

そこに放り込まれた水月は洗濯機で洗われる衣類の様に水中を漂った。

そこで意識を取り戻したが、起きたら水の中な状況に息がもたず再び気絶し、敢え無く睦月におぶられて七神家に連行されるのであった。

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