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退魔の魔術師  作者: 霜野睦月
第2章 邂逅
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4

短めの投稿です


FGOのイベントが始まってしまったので更新が遅くなるか、文章量が少なくなる事を御容赦ください……

一つ目の建物には壊れかけているが結界が張られていた。

皐月の広域殲滅魔術を以てしても維持されていたことに敵の実力が伺えたが、それを恐れて止まる性格はしていない。


「せーのっ」


身体強化を発動した皐月の拳の前にはないも同然だった。ガラスが割れるような音と共に結界が破壊され、二人は建物内に侵入する。

調査を開始したものの、人の気配もなければめぼしいものもなくもぬけの殻だった。


すぐに二つ目の建物も調査するが同様の結果に終わった。

何も見つからないことに苛立ちを覚え機嫌が悪くなる皐月に若干の恐怖を感じる睦月。

姉への畏怖は弟にとって幾つになっても消えないものである。生まれながらにしての序列というのは否応なしに力関係を明確にする。


「次に行こう。次は何かあるかもしれないし」


「……分かってる」


口数の減った皐月に一抹の不安に駆られながらも、三つ目の建物に向かう。


そしてようやく手がかりが見つかった。

見つけてしまった。

建物に入った途端、不快な臭いが鼻を刺激する。

鉄錆と何かが腐った臭い。その原因はすぐに判明した。

人の部品があちこちに飛び散り、壁一面がどす黒く変色していた。

人だったモノが幾重にも積み重なり山となっていた。


廃棄場と化した空間に思わず胃の内容物が込み上げるが耐えることは出来きず、睦月なく嘔吐してしまう。


「姉貴、これって……」


「……実験の後ね。『鬼』の気配が残ってる。ここで試行錯誤して作っていたんでしょうね」


険しい表情で辺りを見渡す皐月は静かにその場で黙祷を捧げた。

この惨劇を作った人物への怒りを宿しながら。



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