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退魔の魔術師  作者: 霜野睦月
第1章 遭遇
3/77

3

「はあ!?母さん!?」


ハイテンションで登場した自分の母親だった。


「睦月、どういうことだ?なんで母さんが依頼人なん……はぁ……そういうことか」


思わずため息が零れる。 母が来たということは危険度MAXどころか測定不能の域の仕事。

簡潔に言い換えれば死んでこいと言っている様なものだ。

それでも生き残っている自分を褒めてほしい。

つか誰か褒めろ。


「ん?ゆーちゃん勘違いしてへん?今回本業はオマケやで?あ、でも考え方によっては本業より大変かぁ…… ま、百聞は一見に如かずやしとりあえず会ってもらおか」


入っておいでーと呑気に扉の外で待っているであろう人物に声をかける母親。


「失礼します」


多少緊張している様だが凛とした声で返事が返ってくる。

入ってきたのは160センチよりやや高めでダークブラウンの髪をポニーテールに纏めた女性。

印象は少々男勝りな女の子といったところ……あ、睨まれた。


「ほな紹介するねー。この子は御影桜ちゃん。スリーサイズは上から7……」


「七神さん」


「そんな睨まんといてーなー。ちょっとした冗談やんかー。折角の可愛い顔が台無しやで?あれ?なんでアイアンクローされとるん?え、ちょ、冗談抜きで手を離して痛たたたたたたたたたた!」


目の前の光景にどう反応すればいいのだろうか。 助けを求めるべく睦月に視線を向けるが、奴は既に姿を消していた。

逃げ足の早い薄情者だった。

わちゃわちゃ大好き

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