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退魔の魔術師  作者: 霜野睦月
第1章 遭遇
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何とか毎日投稿

日中は仕事なので更新は基本夜になります

「一部始終黙って見てたんですね……?」


「悪気があった訳じゃないのよ音羽ちゃんが面白いもの見れるって言うから誘いに乗ってみただけなのよ同居人が何してるか気になっていたからつい魔が差したというか男の子の部屋がどんな感じなのか気になったというか微笑ましい姿を見れたのはちょっと面白かったとか思ってないからだからその怖い笑顔をやめてくれると嬉しいなー……」


正座して矢継ぎ早に弁明を始めた侵入者その二。本音がポロリしている。健全な男子の部屋に侵入した挙句、先のやり取りを見られていたこちらは恥ずかしくて憤死しそうである。


「釈明の余地なしですかそうですか」


ぎこちない笑顔を浮かべながらこの侵入者に与える罰を考える。よし、あれにしよう。


「『動くな』」


言霊を乗せ御影さんの動きを縛る。

突然動かせなくなった自分の身体に戸惑いを隠せない。一体何をされるのかと血の気の引いた顔でこちらを見るが声も出せない状態に気づいて更に顔色を悪くする。モフモフに慄くがいい。


「『召魔』」


御影さんの足元に魔法陣が煌めき、その中から現れたるは純白の猫。赤い首輪をつけているところが愛らしさを引き立たせている。普通の猫と違うのは尻尾が二本に別れていること。そう、古来から化け猫と称される猫又である。名前はましろ。七神家に居着いて100年以上生きているらしいが詳しくは分からない。


「ましろ、あの悪いお姉さんにスリスリしてきなさい」


人語を理解するましろは言うことを聞いてくれるので、言われた通り御影さんにその体を擦り付け始める。どんどん顔が紅潮していく御影さん。生殺し状態で我慢ならないようだがこれは罰なのだ。声を出せるようにして感想を聞いてみよう。


「鬼!!悪魔!!人でなし!!」


「ましろ、尻尾で顔を撫でてあげなさい」


「あぁぁぁぁぁ後生だから触らせてぇぇええええ」


「膝の上に乗ってあげようか」


「いやああああああ温かみが染みるうううううううう」


「肩によじ登っちゃおうか」


「ふわふわが!ふわふわが横にあるのにいいいいいいいい」


猫好きな御影さんに触らせないという選択肢はこれ以上ない罰、もはや拷問だろう。いい気味である。

文章量は少ないですが頑張っております

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