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退魔の魔術師  作者: 霜野睦月
第1章 遭遇
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新キャラ登場

あなたの背後に這いよる何某

結界の改善に悪戦苦闘、寄ってくる浮遊霊達を相手に除霊の日々を過ごしているうちに二週間が経った。周りに助言を求めたこともあったがどの意見も参考にすらならなかった。ある者は「そんなん根性が足らん!除霊千本ノックやと思って気張らなアカン!」と言い、またある者は「殴って散らして万事解決!」と言う。この師にしてこの弟子である。「毎日行ってあげる。お手伝いも出来るし年上の毒牙にかからないように見張れるし毎晩一緒のベッドで癒して何なら下の世話まで、あ、ちょ、最後ま」……ダメだこいつらもう手遅れだ。

数こそ減ったものの毎晩出かけるのが憂鬱になりつつある日、携帯へと着信があった。気晴らしに犬動画を見て癒されていたのに何たることか。画面には蓮条という表示。嗚呼、まだこいつがいたか……


「ふふっ……お困りの様だね……なかなか連絡してこないから放置プレイかと思ったよ……それはそれで滾るものがあるからいいんだけど……」


「どうせ見てたんだろ。さっさと要件を話しやがれ」


「早いのは嫌われるよ……?僕は気にしないけど……むしろ何回も出来た方が」


ブツッと通話を切り、目頭を押さえる。これ以上の会話は無意味だと判断した次第だ。よし、動画の続きを見るとしよう。柴犬のもっちりモフモフを味わうのだ。


「人の話は最後まで聞くものだよ……乱暴なのもまたそそるものがあるけど……ふへへ」


突如背後から声がしたので振り返ろうとするが、後頭部が柔らかさと暖かみのあるものに包まれ止まってしまう。ちょっとスキンシップが激しすぎやしませんかね。


「いつの間に部屋に入ったんだよ」


「電話した時にはすでにだよ……猫とか犬の動画見て緩んだ顔をずっと眺めててもよかったんだけど……気づかなかった罰としてしばらく抱き枕の刑だよ……」


弾力のある二つの山が更に押し付けられ、頭を撫で回されること三十分。頭の上から艶かしい声が漏れ出してきたのでこれ以上は自分の身が危険だと感じ相手を押し退ける。残念だとか名残惜しいとか思っていない。思っていないったら思っていない。


「わざわざ不法侵入してまで来たのはなんだ?遊んでる暇はないんだこっちは」


過剰なスキンシップを行っていた侵入者、蓮条音羽に問い掛ける。

鴉の羽を濡らした様な艶のある長髪、小柄ながらも凶器的な胸部を持つこの人物は一応忍者の末裔。

隠形に関してはエキスパートだが、使い方をあらぬ方向へと向けてしまった残念な子だ。趣味は自分こと七神祐介の日常観察。ぶっちゃけストーカーである。昔はすぐに見つけられたが、最近は後ろから抱き着かれるまで気づかないことが増えた。

そこ、役得とか思ってないからな。


「祐介は結界の種類を間違ってる……拒んでも散らしても強度を上げてもダメ……見えなくしないと意味ない……思考は柔らかくしておかないと……固くするのはあそこだけで……あいたっ」


これ以上は口走らせないとしばく。

盲点だった。いや、強力な誘鬼灯の体質を隠すことなど果たして可能なのか。


「百聞は一見に如かずだよ……まだ気づかないの……?では桜さんどうぞ……」


「あはは、どうもー……」


苦笑いしながらベッドに腰掛ける御影さんがいた。

PV300突破!

更新後、いつもすぐに読んでくださっている方、本当にありがとうございますm(_ _)m

新たに読んでくださっている方も感謝感激雨でございます!


モバゲーで書いていた頃はガチで一桁しか閲覧数がなかったので涙を流しながら喜んでます(´;ω;`)モチベ維持は皆さんのおかげです

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