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退魔の魔術師  作者: 霜野睦月
第1章 遭遇
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P5Rやってたら日付が変わっておりました

「祐介がまだお腹ん中にいた頃やから知らんで当然なんやけど、先代と魔術協会で同期やったのがその狸爺でな。バリバリの武闘派でよく喧嘩してたらしいわ。悪鬼殺すべしの志は家の方針と一緒でな、血なまぐさいこともあったんやけど何やかんや仲は良かったんよね」


祖父は産まれる前に亡くなったので写真でしか面識がない。

母や姉からは厳しいがどこか優しさのある人物だったと聞いている。

しかし、そんな人と付き合いのある人物を母が消したというのが引っかかる。


「元々結界術に関してはピカイチで魔術協会では右に出るもんがおらかった。昔からのよしみもあって先代が七神家に招待しとったんや。ゆーくんが出来た時は一緒に喜んでくれとったわ。ただな、先代が亡くなってからは頭がおかしなって秘術を盗もうとしたんがそもそもの発端やった。それに気づいたうちが長としてドカンと雷を落としたわけなんよ」


ここで魔術師に関して補足しておこう。

魔術師は代々自分の家の魔術をより高度に緻密に高めていく人種である。

多くの弟子を取り広めていく家もあるが基本は外に出す事をしない。


七神家は中でも特殊で、ある魔術に関しては基本血族にしか受け継がせない。

理論上は一般人にも受け継がせる事が可能だそうだが悪用されると大惨事になるので、秘術として秘匿されている。


しかし中には非道な事をする輩もおり、一般人に被害を出してしまう例もある。

そこで魔術協会が存在する。

魔術師達を管理し、一般人への被害を無くすためである。

ルールを破れば執行部会が大挙してありとあらゆる痕跡を抹消する。

ここ何十年とそのような事は起きていないが抑止力は必要なのだ。


ただ抑止力としてだけ存在しては何の発展もない。

協会は魔術の収集も行っている。

所属している魔術師は開示しても問題のない魔術を提供し、教会は記録・保存する。

オリジナルも大切だが、発展させねばいずれは廃れていくのが世の中の常である。

その辺は様々な基礎研究と共通するものがあり、ある程度の筋道を作っておかないと育つものも育たない。

土壌作りの一環も担っているのだ。


「命知らずな奴だったってのは分かった。どれを盗もうとしたんだ?」


「参番と伍番。けったいなもんに目をつけよったでホンマに。何がなんでも止めなあかんかったこっちの身になってほしいわあ」


それを聞いて部屋の天井を見上げざるを得なかった。


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