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遊園地で起きた話  作者: 華川 奏
ウワサ2 ジェットコースター
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ジェットコースター・待ち時間

 ジェットコースターに辿り着いたミクは、かなり動揺していた。

 錆びたレールは、少しでも力を加えたら落下しそうなほど。

「こんなのに乗るなんて・・・」

 そう言いながらも、足は確実にジェットコースターへ向いていた。


_調整室_

 ミクがジェットコースターへ向かっているころ、この部屋にはカイトとミナカの二人がいた。

「頑張れ」

「あら?珍しいわね。カイトがプレイヤーの心配なんて」

「今の、正直、気持ち」


「ふ~モナカ、カイト~今戻ったよ~」

 どこから出てきたのか、大量の書類と飲み物を抱えた少女が一人いた。

「あらお帰り。グレイ。どうだった?今回のプレイヤー達は」

「そうねぇ・・・ほとんどが最初のイベント前にリタイア。もちろん入り口へ引き返したわよ」

「グレイ、時々、怖い」

「失礼ね。私からすれば、カイトの方が怖いわよ。この〝遊び(ゲーム)”に負けた人は容赦なく始末する。それに、子どもたちをここに縛り付けているのも貴方でしょ?」

「それが、今回は違うみたい。聞いてよ~カイトったら、新しく来たプレイヤーにアタシの性別ばらしたのよ!ほんっとに、デリカシーがないんだから!」

「そんなことはどうでもいいわ。私が気になったのは、カイトが気に入ったプレイヤーのことよ」


 そういって、グレイという少女は、手に持っていた書類を広げた。

「ミナトガワ ミク。今年高校一年生になったばかりの女の子。勉強も運動能力もすべて平均。

彼女の願いは、あの子を助ける・・・ねぇ。かわいそうに。あの子は彼女が殺したのに」

「ミク、殺し、出来ない。度胸、ない」

 ミクをかばうような発言に、ミナカとグレイは驚いて目を丸くした。

「ねぇ、カイトは変なものでも食べたの?」

「し~。ばれたら彼に怒られるわよ」

 グレイは独り言のつもりだったが、ミナカには聞こえたらしい。ちなみに、今ここにはいないが、彼というのはここの最高権力者のことである。

「ここのおきて、けんか、暴力、強奪、ダメ。絶対」

「聞こえてたのね」

「破ったら、あそこ、入る。いや」

「それもそうね」

「あ、進んだみたいね。わたしも一緒に見るわ」


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