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遊園地で起きた話  作者: 華川 奏
ウワサ1 裏野ドリームランド
2/25

オープニング

ギィ・・・

 不気味な音を立てて、入り口へと入っていった。

「うぅ・・・早くあの子を見つけて帰ろう。そしてまた一緒に学校に・・・」

 ガタン

「ひっ」

『ギギギギ・・・よう・・・こそ・・・裏野ドリームランド・・・へ

軽く・・・ルール、説明』

 放送から聞こえてくる男の声。ゆっくりすぎて、なんて言っているのか聞きにくい。

 何とか聞き取った内容をまとめると、指定されるアトラクションに乗って、様々なイベントを回収するだけ。一つ回収するごとに、居なくなった子のうち一人が戻ってくる。そういう内容だった。

『でも、途中で失敗したら、君もこっち側に来てもらうから、覚悟するように』

 また別の人の声が聞こえた。何人いるんだろう?

 そんな軽い疑問を持ったが、スルーした。

『それで、参加、する?今なら、帰る、できる』

『ちなみに、全部回収できたら、君の願いを一つだけ叶えてあ・げ・る』

 語尾にハートが付きそうな勢いだったが、願いを一つ叶えてくれるという。

「そんなの、参加するしかない、ですよね。だったら、参加します」

『そういうと思ったわ~じゃ、そこのパスポートに名前と願い事を書いてね』

 どこから出てきたのか、後ろにある台にカードが一枚だけ置いてあった。そこに〝ミナトガワ ミク”と書いて、願い事をかいた。

『じゃあ、あなたの名前も知ったし、ここで自己紹介をしましょう~』

まずはアタシから!そういって、勝手に自己紹介が始まった。

『アタシはモナカ。女よ』

『ミナカ、嘘、ダメ。男。俺、カイト。男』

『なによ!体は男でも、心は乙女なのよ』

 モナカは男であるのをばらされて、ずっとカイトに突っかかっている。

『他、今いない。担当、俺になった。よろしく』

「あ、うん。よろしく」

 ここにいるのは、一人に対して、担当が一人つくようだ。その時点で他にも人がいることに気づいたミクは、合流するのが最善だと考えていた。

『それじゃあ、一つ目。ジェット、コースター』

 ジェットコースターの場所はここから一番近かった。

 そして、なぜか他のアトラクションの場所が記されていなかった。

『それ、進めると、うまる。頑張って』

 そこまで言って、放送は終了した。

 


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