古物商の親父とトンデモ話
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ありがとうございます。
今日は休み。
なので昨日の『銀貨』(という扱いにしておく)を持って知り合いの古銭を扱っている親父さんの所に向かった。
「こんちわーっす」
「おぉ、ケン坊じゃないか。どうした?」
相変わらずの言い方だなぁ。
「あの〜、昨日・・・これ貰ったんだけどさ・・・」
そう言いながら銀貨を取り出した。
「ほぅ?」
「何書いてあるか全く読めないんだよね」
ネットで色んな言語を調べてみたが、該当する言語は見つからなかった。
「・・・・・・・・・むぅ」よく解らんって顔してるなオヤジさん。
「何が書いてあるかは別にして、これ素材は銀で間違いないの?」
解らないモノはもう置いておかないと話が進まないので、先に解る事だけを確認する。
「あぁ、それは銀で合ってる。しかし、そんなシロモノをどこで?」
まぁ、普通は不思議に思うだろうな。
「いや、実は・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
昨夜の出来事を話してみた。
「・・・・・・閉まっているはずのドアから、日本では考えられん恰好の者が、か・・・・・・」
「ちゃんと確認したんだよ?閉まってるかって。で、こんな状況」
こちらもどうすればいいのかサッパリ分らない。
「換金はせずに暫く様子見でもいいかも知れんな」
やっぱりそうなるよなー。
換金すると場合によっては調べられる可能性だってあるだろうし。
であれば、流通させずにこっちで管理する形の方がいいかな。
「俺も閉店後に参加させろ」
物凄く興味津々で言ってきた。
「まぁ、いつ来るか分からないんで何とも言えないですけどね」
何か分るかな、と思い参加はしてもらいたいが、何しろいつ来るのか解らない以上どうしようもないんだよなー。
「おぉ、そうか。じゃあ次来たら連絡してくれ」
「りょーかいです」
色々と準備がある為に親父さんの店を後にした。
まずは酒の種類を増やす。
前提として「彼らが地球以外から来ている」のであれば、こっちの酒は珍しいはず。なのでバリエーションが増えればその分買ってくれるはず。
ダメならその時は自分の胃袋に消えるだけの話だ。
食品も同じく増やす。
出来れば携帯できるモノが好まれそうだな。
魚肉ソーセージなんかどっちにも使えるんじゃないか?
値段も安いからいいかと思う。
とりあえずネットで調べて・・・・と。
数日後に届いた新規に入荷した酒と沢山の魚肉ソーセージの山。
親には呆れられていたが、いつもの事だと思われたようで特には聞かれなかった。
やっぱり魚肉ソーセージ美味いよな。安くて美味くて量があって。
魚肉ソーセージ大好きです。