学園祭の幕開け
〈第19章 学園祭の幕開け〉
10月27日土曜日!
私達の文化祭の日が・・・・
始まってしまったァァァ!!
どうしよう!!!
この劇はあんなシーンやこんなシーンもあるから心の準備が!!
え?どんなシーンかだって?
それは・・・お姫様だっことか キ、キスとか・・・
どれもされたことがないよ!
あ、キスは四国で・・
ってあああぁぁぁぁぁ!!
どうしよ!!
お母さんにこの相談をしたところこう言われた。
『え?いつも通りにやればいいじゃない?
あ、そうそう!学園祭の日お父さんも来るらしいから頑張るのよ!』
と状態が悪化した。
他にも先生や創始者でもある香奈ちゃんに聞いたところ同じ回答であった。
どうしよ!!
いつも通りってなんなのよぉ!
と頬を真っ赤にして手で顔を隠して一人で教室の端にいる。
やはり大輝くんの調子はあの日のままだ。
だが演技の問題は大丈夫だし
やりこなしている。
そこは平気なのだが!
私の覚悟ができない!!
頑張らないといけないことはわかる!でもぉ・・・・
そんなクヨクヨしていると背中をぽんと軽く叩かれる。
私は覆っている手を顔からどけ上を見上げる。
そこには泉くんがいた。
顔を真っ赤にしている私を見て泉くんは低い声で優しく言う。
「霜月、大丈夫。
恥ずかしがるこったぁねーよ
大輝だって精神的に追い込まれてるのに頑張ってるんだ。
お前はあいつの彼女として支えてやりたいんだろ?
ならまずこの芝居を完成させてやれよ!
そうすればあいつだって気持ちが少し和らぐさ」
こういうときはこんな小さな言葉を聞くだけで不思議と勇気は貰えるものだ。
私はその時、決心をして前を向いた。
「ありがとう、泉くん。
私!頑張るよ!!」
小雪達の出番まであと40分!
*****
小雪の覚悟が決まったのと同時期、阿倍野波流斗は東京に向かっていた。
100人の陰陽師 特殊部隊を従えながら。
すると黒色の着物を着たお色気満載の女が波流斗に抱きつき波流斗の耳元で囁く。
「波流斗ぉー東京まであと何分??」
「あと1時間くらいだよ。
麗亜」
「えー、つまんないィー
波流斗とイチャイチャできないじゃあん」
麗亜が波流斗に抱きつきながらこんなことを言ってると麗亜の頭を軽く殴る巨漢の男が現れた。
「十分イチャイチャしてるじゃあねーかよ」
「痛ったいわね!
この巨漢ジジィ!!」
「俺はまだ24だからジジィじゃねーよー」
「見た目が老けてるからあんたはジジィよ!」
「んだと!?このビッチ婆ぁ!!」
「婆ぁ??私はまだ25よ!」
「うるせー!!!
目の下にシワ見っけぇーー」
「んな!! そんなのあるわけないでしょぉぉ!?」
「いんやー、よーく見えるぜー。 オバサン♪」
「やるかしら?」
「やるか!!!」
二人が手元に御札を出した瞬間、波流斗は二人の裏に回り込み二人に殺気を突きつける!
その殺気を浴びた二人は顔色は真っ青になり額からは冷や汗をかく。
「麗亜、琉樹亜
やめないか。
他のお客さんにも迷惑だろ。
まぁこのまま殺り合うのであれば私が二人を殺す。
いいか?」
「「はい・・・・」」
その返事を聞いた波流斗は
座席に戻る。
二人も元の座席に戻る。
波流斗達が東京に到着するまであと1時間!
****
俺達の演劇が始まるまであと30分を切った。
やぁ、みんな茨木大輝だ。
俺は今体育館で他のパフォーマンスを見ている。
どのクラスも面白いパフォーマンスで気持ちが落ち着く。
そう、気持ちが・・・・
俺はここ約1ヶ月、俺の友、渡辺健翔を探している。
だがどこにもいないのだ。
そしてこの胸騒ぎ。
これまでの戦い以上の緊張感だ。
とても危険な感じがしてしょうがない。
恐いのだ。
これから何が起きるのかが。
もう俺は戦いたくない。
そりゃ、大切な者がピンチの時は戦う!
だが・・・
少しの間、平和な日があった。
それはそれはとても平和で幸せだった。
小雪ちゃんといっぱい居られた。
健翔や直人と遊べた。
柊と一緒に買い物をした。
この幸せの時間がもっとほしいのだ。
もう血を見たくない。
死体を見たくない。
人を斬りたくない。
幸せの時間を作るため俺は今いなくなった健翔を探す。
今日も。
まぁ、今考えることは学園祭なのだ。
気持ちを切り替えないと。
と、決心した時!
キャアッ!と言う叫び声が体育館中に響いた。
俺は舞台上を見る!
そこには3人の男が立っており
その真ん中に血まみれの男が・・・いや!健翔がいた!
横には連と綾も!!
ど、どいうことだ!
健翔のやつ!片腕がないぞ。
あと意識が朦朧としている感じがする。
そして立っている男達も、見たことのある奴らだった。
大きな鎌を持っている男は坂田金助。
あのハットとあのトンプソンは源頼殿。
そしてあいつは!土蜘蛛!!
なんで!?あいつらが!!!
同様している時、金助が叫ぶ。
「茨木大輝ぃ!!
ここにいるんだろ??
てめぇーの友人、渡辺健翔はここだぞ!!
出てこい!!
そして俺らと戦え!
さもないと」
金助は渡辺健翔の相棒の一人連をその場に立たせる。
「この小僧のように健翔を殺すぞぉ!!」
そういって金助はその大きな鎌で連を切り裂いた!!
『連ンンッ!!!』
俺の中で悲鳴が聞こえる。
柊だ。
連は真っ二つになり光りだす
そして次第次第に光の屑になっていく。
そしてその場から消えた。
健翔はその屑を掴もうと前のべりになるが金助に無理矢理立たされる!!
そして金助は言う。
「さぁ!出てこい!!!
あと10秒だ!!来い!!」
すると健翔は声を絞り出して叫ぶ!!
「大輝ぃぃ!!出てくるなぁ!
これは罠だ!!
お前は殺される!!
今すぐ逃げろぉぉ!!」
そう叫んだ健翔を金助は鎌の持ち手部分で強く!強く!!殴り付ける!!
健翔は更に息を乱す。
こんな友のピンチを見て動かねぇ友はいない!!
行くぞ!柊!!
『あぁ!!儂達が奴らを助けるのだ!!』
俺は前の人にこう言う。
「すまない、前に行かせてくれ」
前の人は素直に通らせくれる。
その時、周りの皆はどいてくれた。
そして俺の通り道ができ、金助達にこう叫ぶ!
「金助!!俺はここだ!!
かかってこい!!」
金助はニヤリと笑う。
そして舞台上から降りてくる。
だが金助よりも俺に近づいて来ていた男が、いや妖怪がいた。
そう土蜘蛛だ。
俺は奴の手刀を上手く弾く!
見えなかった。だが攻撃が来るという感覚があった。
俺は土蜘蛛と目を合わせながら言う。
「久しぶりだな、土蜘蛛。
何で、東京なんかきたんだ?
俺を殺すためか??」
「いいや大輝、お前を助けるためだ!!」
「ほぉー!天国に逝くのをか?」
俺は一気に間合いを縮め胸目掛けて突く!
だが土蜘蛛は神速の速さで動きで避けその勢いで舞台上に帰る。
?????
奴は何がやりたいのだ?
今の瞬間、あいつは俺を殺せることができた。
ちと長期戦になるか??
俺は体勢を低く構え、奴の攻撃に備える。
すると土蜘蛛は言う。
「おい!大輝!!
本気でかかってこい!!!
てめーの本気をこの土蜘蛛は望んでいる!!
さぁ見せてみろ!!!
お前の妖怪の姿を!!」
俺は思う。
ここで俺のホント姿をさらけ出していいのか?
俺は土蜘蛛を睨み付けながら迷う。
すると!土蜘蛛は言う。
「この健翔の傷は金助がつけたのではない、私がやったのだ!!」
その言葉を聞いた瞬間、俺の中の何かがプッツンと切れた。
「俺の・・・・・俺のダチを
よくも!!
よくも!!!!
傷つけたなぁぁぁぁ!!」
直後、俺の体からは雷が迸り
雷光が俺を包んでいく。
そして!!雷光が弾ける瞬間、神速の速さで土蜘蛛に近づき斬りかかる!!!
「てめぇーは許さねぇ!!
土蜘蛛ぉぉぉ!!!」
〈第19章 終〉
どうも!おはこんばんちわ!
神暁翼です!
いやー最近は予定が多くて困ってますw
できる限り投稿は早めます!!
いやー皆さんどうでしたか?
久々の大輝登場ですww
そしてついに土蜘蛛戦が始まりました!
この戦いは熱く、そして少し感動を入れたいと思ってます。
そして新キャラ
そして連の死
これから健翔の動き方にもお楽しみ♪
それではまた次回お会いしましょ!
バイバイ!




