88/157
第三章 第二話 キティ二世
「いよっしゃあ!」
王太子補佐官の股間に腰を降ろしたキティルハルム王太子キティ二世が、雄たけびをあげた。
耳がぴくぴくと動き、尻尾がゆれる。
よく見ると、背に翼が生えている。
猫神化が、成功したようである。
「ねえ!レナス!見てよ!」
反応しない。
「もう!」
レナスは思っていた。
もう、子供五人いるじゃん・・・
もうヤル必要ないよ・・・
キティ二世は、まだ母親が在位にあるため、異例の「年嵩」の王太子だ。
しかし、その外見は、まだ十代の少女のもの。
この二人の伽を知る者は、コイツ・・・補佐官をまた食ったなと思われるような感じである。
「また、ミイラ化してるの?」
赤マムシと書かれたドリンク剤を、口に含む。
「んんんッ!」
普通、恋女房とのキスは、いいものである。
が、これはさすがに・・・
「ぜ・・・絶倫王女・・・エラル家もびっくり・・・」
そう言うと、レナスは気絶した。
すごい話書いちゃった・・・キティルハルム戦記向きだよコレ・・・