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ハイブリッド・ブレイバーズ  作者: SHIN
第四部 ハイブリッド・ブレイバーズ
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第三章 第一話 それは甘くて、苦くて・・・

「私ね・・・自分が、人を好きになったら、その人の領域を泥足で汚すんじゃないかと思っててね・・・だからいやだったの。」

「オレもだ。オレは、自分の領域に人を入れようとしないのに、相手は自分の領域に相手を入れ、相手の領域に入ろうとするのかとな。」

「地球の日本では、「少子化」が進んでいたんだって。」

「ふむ・・・もしかすると、「恋愛」と「結婚」を嫌悪し、「絶食系」を増加していたのかもな。」

「そうみたい。結婚しない人の中には、職がなかったり生活基盤がなかったりしていて、一人で生活するのがやっとっていう人もいたらしいわ。」

「「生きていくのがやっと」か・・・確かに恋愛などしている暇がないな。それでは、そういう連中は「働け」さもなければ「休め」としか周りに言えんだろう。義父上や義母上は、発展しているくせに、辛い生活をしていたのだろうな・・・」

「そうね・・・自由の利く世界に来て、むしろ「贅沢だろお前ら」だったらしわ、父上は。」

「だから、「勝手に好き放題しているくせに、人様の役に立っているアホ親父」になってしまった訳か。」

ファルフは、ルミナリアを包み込むように抱く。

「あれ・・・?」

「どうした?」

「私・・・こうされると、嘔吐するか反射的に手を出すかなんだけど・・・」

「「同族」には、拒否反応が出ないのかもな。」

「少し、昼寝をするか。」

「いいわね・・・」

肉体関係には至っていないが、いい関係になりつつあり、一緒にまどろむ二人だった。

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