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ハイブリッド・ブレイバーズ  作者: SHIN
第四部 ハイブリッド・ブレイバーズ
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第一章 ルミナリアの剣

「まったく・・・魔法疲労・・・?」

ラムンセンの鍛冶師エレスは、ルミナリアを見た。

「まあ、あんたの親父さんもお得意さんだからね・・・やってあげるよ。けど、この「ヒヒイロカネ」ってなんだ?親父さんがつくった「オリハルコニウム」より難物だな。」

「それと、これがありますが・・・」

ルミナリアは、「風の剣」を見せた。

「これを「芯」にしろってか・・・」


インゴッドを炉に入れ、熱し始める。

「かつて、レイスト・ティアムルは、「レイストの剣」を打ったとき、「全魔法力」を注ぎ込んだという。お前さんにもやってもらうが。」

「は・・・はい。」

「この「仕様書」には、とんでもないことが書かれているな。あんたの「全神波動(オーラ)を注げとな。そんなことしたら、この剣はウチの最高傑作になっちまう。」

凄い話だ。

「案外、「風の勇者」の剣というレベルを越えるかもしれん。」

鍛冶師エレス・・・彼女は、魔法力電算機コンピュータを駆使して情報を収集する情報屋でもある。

『案外、ルミナリア・ライテスは、「風の勇者」ではないのかも・・・』

そういえば、この小娘が邪馬台国で大暴れした際、「神族」にしか見えない姿に「変身」したとも聞く。


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