表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハイブリッド・ブレイバーズ  作者: SHIN
第三部 手掛かり
67/157

第六章 第三話 大賢者

パキイイイイイイイイイイイイインッ!

ルミナリアが、手にした剣は折れていた。

「やはりな。あれだけ強力な術を使ったのだ。剣が耐えられるはずもあるまい。」

「くッ!」

形勢逆転か・・・

「さあ・・・これで、「風の勇者」の伝説は終わりだ!」

ウォルストが、剣を振り降ろしたとき、無数の金剛石ダイヤモンドが盾となった。

こんなことができるのは、一人しかいない。

「ウォルスト・ダイアレート・・・「ライテスの娘」は、もう一人いますよ。」

なんと!空中にユイが、静止していた。

頭からは角を、

背からは鳥のような翼を、

腰からは、毛皮に覆われた竜の尾を生やして。

「姉さまはいつもそう。人の努力が見えない人が大嫌い。忠義を勝手に「反抗」に解釈する人が大嫌い。父上そっくり。」

「妹のクセして生意気言ってもう!」

自然と笑みがこぼれる。

「やっと笑った。」

そう言うユイ自身も微笑んでいる。

「コレ、なんとなくできた。自分の遺伝子を理想の形に組みかえる。それと、助っ人呼んできた。」

ユイの示す方向を見ると、フローラと一人の人狼ワーウルフらしい白銀騎士シルバーナイトが走ってきていた。

「覚悟してください。」

ユイは、ウォルストをキッと睨み、構える。

金剛石吹雪ダイヤモンドブリザード!」

「バカめ!一度見たものを・・・何ッ!」

ウォルストは、金剛石ダイヤモンドを次々と灰にしていくが、次第に周囲の空気が爆発していくことに気付いた。

「ま・・・まさか・・・」

金剛石吹雪ダイヤモンドブリザードは、フェイクです。あなたの周囲の水素原子を急速に収束しました。」

「さ・・・三重水素・・・トリチウムか!?」

「そんな中に、炎なんか叩き込めば、どうなるかお分かりですよね?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ