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第五章 第三話 八時ちょうどの「あずさ二号」
「と、言うわけで、オレはあっち側の人間なんだわ。」
「やはり、共存はできんか・・・」
ファルスは、呪文を唱える。
「いでよ!グレート・ファルス!」
魔方陣が描かれ、そこから巨大なゴーレムが出現した。
「うむ・・・八時ちょうどか。」
言うと、ライテスもゴーレムを召喚する。
「今日私は~旅に出ます~」
なぜか、歌っている。
オンチのくせに、ノリノリである。
「行け!」
フェルスのゴーレムが、殴りかかる。
「八時ちょうどの~あずさ二号で~」
ライテスのゴーレムが、カウンターパンチを当てる。
「私は私はあなたから~旅立ちます~」
続いて、蹴りを食らわす。
ファルスのゴーレムは、地響きをあげて倒れる。
「これなるは、「あずさ二号」!私の傑作だ!」
「お・・・おのれ・・・」