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ハイブリッド・ブレイバーズ  作者: SHIN
第三部 手掛かり
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第五章 第一話 裏切り・・・偽りの疑惑

「あのやろう・・・研究資金の裏帳簿をでっちあげやがった!」

ファルスは、魔法力電算機パソコンのデータを読み出す。

「意外と早かったのお・・・」

「でも、老師・・・どうするんですか?」

女性助手の一人が訪ねる。

「解散じゃよ。ティスに、己のしたことの重要性をたたきこむのじゃ。」

「お供します。」

「解散だと言ったろ。とにかく、今日付けで「解雇」と言う形をとるしかあるめえ。あのバカ!ここは「聖域」だ!」

受像機からは、マスコミの心無いバッシングが続いている。

「あのキャスター・・・妻を殺した女に似ておるのお・・・」

「エレシア・クレインですか・・・」

もう一人の女性助手が言った。

「そうか・・・あの女の「子孫」か・・・」

「知らないとはいえ・・・許せませんね・・・」

「うむ。」

「どうして、誰も彼も「愛の形」を決め付けて思い通りにしようとするんでしょう?」

「へっ!奴らにとっては、それが「神」だからだよ!相手の「愛の形」が理解できねえ!」

研究室からは、一人また一人と研究員が去っていく。

「私は、準備をしてからいきます。ティスも残念です・・・博士との交流の仕方を理解できなかったばっかりに・・・」

言い残すと、最後の一人が去る・・・

「さて・・・」

「やるのかの?」

「ああ。これで、だめなら奴はだめだ。無論・・・「命」もな。」

「神聖な研究を泥足で踏みにじった罰か。」

「ああ。」


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