表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハイブリッド・ブレイバーズ  作者: SHIN
第三部 手掛かり
52/157

第三章 第三話 超特急トラルティールエクスプレス

ルミナリアたちは、大陸間移動の特急トラルティールエクスプレスに搭乗する。

魔法力動力を主機関とし、レールから浮上して磁気の引力・反発力で走る鉄道である。

これもまた、ライテスの「故郷」地球にいくつかあったリニアモーターカーを起源としている。

もっとも、「エルフ文明」にも存在していたらしい。

「やー・・・快適ね・・・車輪の音がしない・・・」

フローラは、車窓から景色を注視している。

「酔うわよ。」

ルミナリアは、駅で貸し出されたライトノベルを読んでいる。

「列車に初めて乗った子供じゃあるまいし・・・」

本の表紙を見ると、「ストーカー連続殺人事件」と書かれている。

どうやら、「ストーカー」ばかりを標的にする「快楽殺人鬼シリアルキラー」が主人公のようだ。

「こんなん読んで楽しいの?」

「うん。」

かなりぶっとんだ性格である。

「おっ!」

最後のシーンは、自分を追ってきた刑事を撒き、警察本部に潜入。粉末化学爆薬ダイナマイトと魔法爆弾の合成爆弾に極大の爆裂魔法で点火して自爆。殺伐とした内容である。

「すばらしいわ。反ストーカーの啓発小説としては、秀逸ね。」

珍しく、ルミナリアはにこにことしている。

「あたしゃ、アンタの感性を疑うわ。」

「一方的な恋愛感情は、殺意しか産まない・・・すばらしい・・・」

「怖いわ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ