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ハイブリッド・ブレイバーズ  作者: SHIN
第三部 手掛かり
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第一章 第二話 列車の中で

「ツキの光に見捨てられ~♬何度も殴りあう~♬」

ルミナリアは、ウズドガルド行きの列車の中にいた。

周囲の騎士や、冒険者、家族連れがルミナリアを見ている。

一斉に、その視線がこう言っている。

『なんちゅう歌を歌っているのだ。』と。

「明石屋のアーチを抜けて~歩いてゆきましょ~♬私は花の子です~そして花粉症です~♬」

しかも、かなりの音痴である。

「・・・・・・」

随伴している、フローラは仏頂面である。

ちなみに、ルミナリアはかなりの美少女である。

「それ」を殺すマネをなぜするのか・・・

「モテたくない」のだ。

これ以上の注目は、いらない。

注目自体は、避けられない。

故、自然と、「引く」ように仕向ける。

父から教わった「処世術」だ。

「やめなさいよ。もてないわよ・・・」

「別にいい。」

グレイは、どこ吹く風である。

醒めている。

「それより仕事のほうが大事じゃない。そんな猿みたいな「獣理論」にはつきあってられないわ。」

「あんた・・・絶食系ねぇ・・・」

「肉食系のあんたよりはいい。ご先祖様が泣くわよ。」

「ルミィ・・・」

「理想は、絶食系彼氏よ。下手な肉食系よりうまくいきそう。父上は言ってた。一度絶食系と肉食系がつきあうと、絶対破綻するって。」

「お・・・叔父様って・・・」

前世むかし、ひどい目にあったようである。

『次は、アルミニア・・・アルミニアです。お降りの方は・・・』

ルミナリアたちは、ウズドガルドで発展し始めている、アルミニアの駅で降りた。

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