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エピローグ 最終話 ハルモニア・ライテス
元気に育ったハルモニア。
彼女は、総合学院に入学した。
肩に、黒いカラスが留っている。
名は、ヤタノ・カラス。
「また、授業でお爺様の話きくのかな・・・」
ハルモニアは、げんなりしていた。
「先生にほめられてんじゃん。」
「あんたの母上は、「校長」でしょコハル。」
「そうだった。」
コハルは、ユイの娘である。
「あんた天才よね。剣だって、神波動だって。さすが「神童」よね。」
「あんただって、「分子結合」と「分子分解」できるじゃない。「賢者の子」「真なる科学導師」じゃない。」
通学路に、同級生が現れる。
「やほー。」
「「あほー」」
「やー・・・そのノリ・・・三代受け継いでますなァ・・・」
彼女は、ドナ・ティアムル。フローラの娘だ。
「軽いわね・・・ティアムル家の次期当主が。」
「カタイこと言わない!」
わいわいと、話しながら通学する。
こうして、命と時は受け継がれていくのだろうか。
ひとまず、この物語は幕としよう。
fin