エピローグ
その後を、記すこととする。
天空の勇者ルミナリアは、超魔王を倒した勇者として称えられるも、それを良しとせず、黄金騎士を二年勤めて、退職。
そのまま、科学長官補佐に就任する。
曰く、そのほうが性に合っているとのこと。
フローラに言わせると・・・
「あのバカ!完全に無欲なんだから!おかげで、次の騎士団長は私じゃないの!」
と、おかんむりだったようだ。
そして・・・
パルキールパレスは、地上にそのまま残り、第一級の遺跡として修繕が始まっていた。
連合旗艦ホープメイカーは、そのままパスキールパレスの門前に立っている。まるでその名のごとく、「平和の番人」として・・・
終戦記念の式典にて、ルミナリア・ライテスとファルフ、フローラとフォルフの結婚式が行われたが、ここで一つのハプニングが起こる。
「この戦いが終結したことを、記念し、この世界を「惑星リテシアール」と命名します。各国の王の総意です。」
ノワール二世が宣言する。
「「ライテスの星」という意味です。」
参列していたライテスが、何かを察するように身構える。
「更に、来年をもって、「リテシアール元年」とする。」
ユーフェルが、高らかに宣言する。
「そして、総合導師ライテスを「リテシアール王」に任命するものとする!」
邪馬台国皇帝となったヤマトタケルが、宣言するが・・・
ライテスの表情は、顔面蒼白だった。