第三章 第三話 ユ○コーンギャロップ
「まさか、あなたは「光」の力は人間の専売特許だと思ってはいませんか?」
その答えに相応しい理論が、ライテスの脳裏に浮かんだ。
「太極図・・・!白と黒の陣が描かれ、白には黒。黒には白という点が振られている・・・確か、光の中の闇・・・闇の中の光という意味だったか・・・どうやら、以外にもその法則がこの世界にも適用されるようだな!」
「その認識で正解と言っておきましょう。」
「恐ろしい奴だ・・・」
「しかし、純粋な力量は、そこのウォレストと大差ありませんよ。」
「これでも、前世では電算機ゲームをやりこんでいたんだ。『水』には『火』くらいの常識はある。」
さて、どう戦うか・・・
そのころ、エリーは・・・
「さあ・・・今度こそ・・・」
グラエオスの「襲撃」を受けようとしていた。
しかし・・・
「ユニ○ーンギャロップ!」
エリーの蹴りが、グラエオスのある「一点」に叩き込まれた。
一発に見えるが、そうではない。
一秒間に百発という、凶悪なシロモノだ。
「ぐ・・・ぐあああああ・・・」
グラエオスは、「お宝」の辺りから、鮮血を滴らせていた。
エリーの蹴りは、グラエオスの「お宝」を「破壊」していたのだ。
「う・・・うわあ・・・」
ニルスは、次の句が出ない。
元ネタは、聖闘士○矢の「あの技」です。