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ハイブリッド・ブレイバーズ  作者: SHIN
第四部 ハイブリッド・ブレイバーズ
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終章 第三話 それは、「人を捨てた者の証」

ルミナリアの神波動オーラが、高まっていく。

急降下しつつ、斬りかかる。

「覇王天竜剣!」

その勢いは、止める事ができない。

「!!!」

その一撃は、ハルカ博士の下腹を切り裂いていた。

すぐさま、剣を収め、両手を傷の中に潜り込ませる。

「!!!なにを!?」

「あ・・・あった!コレだ!」

ルミナリアは、「それ」を両手で掴むと、力任せに引っ張り出す。

「なぜ、コレのことを・・・!?」

「エレノラ邸のエレノラの遺書で語られていた!もともと、エレノラとあなたは、互角の実力だったのに、戦ったとき、遥かに強くなっていたのは、「何か」で強化しているからではないかと!」

「ルミナリアお嬢様・・・!」

グレイが、息を呑む。

「そう・・・それこそは、「魔法力増幅器」・・・いや・・・今は、あなたと共に進化していて「神波動オーラ増幅器と化している!」

「何をする気!?」

「知れたこと!」

次に、ルミナリアが言った言葉は、衝撃的だった。

「コレを使って、あなたの「邪気」を全て浄化する!」

「ルミィ!さすがにそれは・・・!」

フローラが、口を挟む。

「おやめくださいフローラ様!」

「グレイ!止めないと!あの子・・・いつも、他人のことばっかで!」

人型になった(かなりの美少女だが)グレイが、遮る。

「フローラ様のルミナリアお嬢様に対する友情は、存じ上げています!しかし、その「ご心配」が逆にルミナリアお嬢様を傷つけてこられたのをご存知ですか!?」

「えっ!?」

「私は、生まれてこのかた、ルミナリアお嬢様に仕えてきました!故、フローラ様がいかにルミナリアお嬢様を「友」として「従姉妹」として大事に思ってこられたかを存じ上げています!しかし、時として、それはルミナリアお嬢様にとって、苦痛になっていた時もございました!ですから・・・ですから・・・これ以上は・・・」


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