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ハイブリッド・ブレイバーズ  作者: SHIN
第四部 ハイブリッド・ブレイバーズ
146/157

終章 天空の勇者と破滅の超魔王

「やられたわ。あなたの父上に。」

ハルカ博士は、ルミナリアを見た。

「どういうこと?」

「一度、あなたに「攻め込ませた」のは、レミナリアの奪還だけだと思う?」

まるでわからない。

「「成長型人工知能」は、一度「戦った」相手には、次には「ましな」戦い方をするという・・・」

「AIって言っていたわ。」

「「地球」の言葉ね・・・ところで・・・いいの?私を倒して。」

ルミナリアは、剣を向ける。

「そう・・・私を倒してしまえば、「許されざる愛」に苦しむ者が増えるわ。「私」という名の「枷」がなくなるから。そうすると、あなたは・・・あなたたちは、純粋な「戦闘」という意味ではなく、そういった「悪」と戦い続けなければならなくなる。未来永劫に・・・人は、「光」だけ浴びていればいいわけじゃないわ。」

「私には、覚悟がある!だから、あなたを倒さなければならない!私は戦う!」

「いい覚悟ね!」

ハルカ博士は、黒い神波動弾オーラだんを無数に撃ってきた。

「くッ!」

「!!」

ファルフと、レミナリアは、神波動オーラで防御に徹する。

「相殺するまでのこと!」

ルミナリアは、黒い神波動弾オーラだんを、同じ数だけぶつける。

「こ・・・これは・・・」

「どんな人格者で、押さえ込める人でも、暗黒神波動ダークオーラに抗するのが精一杯なのに!」

ファルフとレミナリアは、目を見開いた。

「「空」は、明るいだけじゃないでしょ?」

そういう、ルミナリアの目はどちらかといえば、憂いを湛えていた。

「そして・・・暗黒神波動ダークオーラのもう一つの姿・・・それは・・・」

ルミナリアは、風竜鳥シルフィードに変る。

「「哀しみ」・・・」

ファルフは、感じていた。

痛いほどの「哀しみ」を・・・

「すべての生物は、夜行性のような例外を除いて夜は、眠ります・・・

あなたの言うように、辛いことだらけです。

だから、身体と共に「心」を休めます・・・

だから私は「夜景の化身(ルミナリア)」・・・

今日、負った心の傷も、明日には和らぎます・・・

明日、明後日・・・

そして、いつかは癒える・・・

でも・・・」

ルミナリアから、炎のように光の神波動オーラが溢れてくる。

「皆の心の傷を癒させないのですか!?

永劫に、心を疲弊させるのですか!?

私は・・・

私は、子供の頃誓った・・・!

「みんなの笑顔を守る」と!

それは、自分自身の「愛」を許しても変らない!」


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