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第七章 第十九話 華麗なる豚人
ヒュンッ!
ユアンのザ・竹槍の一閃が豚人を数人切り裂いた。
「豚肉五人前、あがり。」
「くそッ!作業服着ているくせして強いぞ!」
「私は、パンダ。パンダの仕事、客寄せ、曲芸・・・配電工、格闘。」
「なんだ!後の二つは!?」
敵がツッコむ。
「いくぞ!お前ら!」
「はい!」
「おうよ!」
エテたちが、神波動を発動。「黄金の猿」へと変わる。
「これなるは超サイ・・・いや違った・・・「地球」の猿神・ハヌマーンよ!」
変なことを言いかけた。
「「「エアストリームアタック!」」」
縦一列に並び、突進する。
時に散開、時に縦一列に並び、敵を翻弄。
時に、神波動ランチャーで、仕留めていく。
しかし、最後の豚人を仕留めたとき、何者かがエテの頭を軽く蹴ってその後方へ跳んだ。
「こいつ・・・オレを踏み台にしやがった!」
そこにいたのは、長身の豚人のイケメンだった。
「やあ・・・僕こそが「豚の大魔王」・・・ビトンさ。」
「「美豚」ですか・・・」
「そうだよ。」